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シリア 各地で戦闘続く 停戦ますます困難に
2月20日 6時01分

シリア 各地で戦闘続く 停戦ますます困難に
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内戦が続くシリアでは、関係国が全土で戦闘を停止させる目標としていた期限の19日も、さまざまな勢力が入り乱れた戦闘が各地で続いて事態は悪化しており、停戦はますます困難になっています。
シリア情勢を巡っては、アメリカやロシア、それに中東各国などの関係国が12日、1週間以内を目標に、過激派組織IS=イスラミックステートなどへの攻撃を除いてシリア全土で戦闘を停止させることで合意しました。
しかし、シリア国内の反政府勢力の活動家によりますと、目標の期限となった19日も、北部の各地でロシア軍の空爆支援を受ける政府軍と反政府勢力との戦闘が続いたほか、クルド人勢力と別の勢力との戦闘も起きたということです。
さらに、17日に隣国トルコの首都アンカラで起きた爆発事件の報復だとして、トルコ軍は国境を越えたシリア側にいるクルド人勢力への攻撃を強化しています。
欧米など関係国は19日、ジュネーブで戦闘の停止について改めて協議しましたが、トルコやロシアも関与し各勢力が入り乱れた戦闘が続くなか、事態は悪化しており、停戦はますます困難になっています。
こうした状況のなか、国連のデミストラ特使はスウェーデンのメディアに対し、現在中断しているアサド政権と反政府勢力の和平協議について、予定していた今月25日の再開は難しいとの考えを示しました。

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