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トルコの爆発 国内の過激派組織が犯行声明2月20日 6時41分
トルコの首都アンカラで17日に起きた爆発事件を巡り、トルコ政府が隣国シリアで活動するクルド人勢力の犯行だと断定して国境を越えて報復攻撃を続ける一方で、トルコ国内の別のクルド系過激派組織が犯行を認める声明を出し、背後関係を巡り臆測を呼んでいます。
首都アンカラの中心部で17日、軍の兵士を乗せたバスに爆弾を積んだ車が近づいて爆発し兵士など28人が死亡した事件を巡り、トルコ政府は翌日、隣国シリアで活動するクルド人勢力の男による自爆テロだと発表するとともに、事件への報復だとしてシリア側にいるこの勢力への越境攻撃を強化しています。
しかし、19日になってトルコ国内のクルド系過激派組織が「トルコ軍が多くの市民を殺害したことへの報復として、トルコ東部生まれの男によって実行された」などと爆発事件の犯行を認める声明を出しました。
この過激派組織はトルコ国内で軍の施設などへの攻撃を繰り返し、去年12月には最大都市イスタンブールの空港で起きた爆発についても犯行を認める声明を出しています。
今回の事件を巡っては、トルコ政府と対立するクルド系のいずれかの組織の関与が取り沙汰されていましたが、トルコ政府の発表と矛盾した犯行声明が出たことで、どの組織の犯行なのか、事件の背後関係を巡り臆測を呼んでいます。
しかし、19日になってトルコ国内のクルド系過激派組織が「トルコ軍が多くの市民を殺害したことへの報復として、トルコ東部生まれの男によって実行された」などと爆発事件の犯行を認める声明を出しました。
この過激派組織はトルコ国内で軍の施設などへの攻撃を繰り返し、去年12月には最大都市イスタンブールの空港で起きた爆発についても犯行を認める声明を出しています。
今回の事件を巡っては、トルコ政府と対立するクルド系のいずれかの組織の関与が取り沙汰されていましたが、トルコ政府の発表と矛盾した犯行声明が出たことで、どの組織の犯行なのか、事件の背後関係を巡り臆測を呼んでいます。