米消費者物価指数:1月はコアが0.3%上昇、11年8月以来の高い伸び
2016/02/20 00:52 JST
(ブルームバーグ):1月の米消費者物価指数(CPI)は食品とエネルギーを除くと約4年ぶりの大幅な伸びを示した。
米労働省の19日発表によると、1月の消費者物価指数(CPI)コア指数は前月比で0.3%上昇。2011年8月以来で最大の伸びだった。前月は0.2%の上昇。総合CPIは前月比でほぼ変わらず。エネルギー価格の低下継続が影響した。
RBCキャピタル・マーケッツの米国担当チーフエコノミスト、トム・ポーセリ氏は「価格は上向いており、しかもかなり広い範囲に及んでいる」と述べ、「インフレにまだ息があることを説得できるこれ以上の根拠はない」と続けた。
ブルームバーグがまとめたエコノミスト82人の予想中央値では、1月の総合CPIは0.1%低下。コア指数は0.2%上昇が見込まれていた。
1月の総合CPIは前年比で1.4%上昇。前月の0.7%上昇から伸びが拡大した。コア指数は前年比で2.2%上昇と、2012年6月以来で最高の上昇率だった。
項目別に見ると、1月は帰属家賃や衣料、医療、自動車が上昇した。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:Core U.S. Consumer Prices Rise by Most in Over Four Years (1)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Victoria Stilwell vstilwell1@bloomberg.net;ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
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更新日時: 2016/02/20 00:52 JST