ども、おっさんです。
先日以下の記事を書きました。
要約すると、Chromeの「データセーバー」を使えばSafariより通信量節約できまっせ、という内容。
以来、データセーバーを設定したChromeを使うようにしてるんだけど、デフォルトブラウザにしてないので、メールのリンクやショートカットアイコンからだとSafariが立ち上がってしまうわけです。
iPhoneのデフォルトブラウザの変更方法を調べてみた
Chromeをデフォルトブラウザにしたい!と思い、「iPhone デフォルトブラウザ Chrome」調べたところ、基本的には「脱獄」しないと変更が出来ないらしい。「脱獄」とかなんかあった時に面倒くさいしやりたくないよね。Appleのサポート受けられなくなるし。
英語のサイトならなんか情報あるかも!Quoraパイセンで調べてみたところ。
Is it possible to set Google Chrome as the default browser on iPhone and iPad? - Quora
Yes, easy on jailbroken devices. Also possible on non jailbroken devices, but not the way that exactly it should be.
とjailbroken(脱獄した)デバイスじゃないとできないよん、という回答しかない。
うーん、やっぱ「脱獄」しないとダメみたい…。
なぜiPhoneはデフォルトブラウザを変更できないのか?
おそらくだけど、以下の2つの理由が大きいのかな?と思う。あくまでおっさんの推測だけど。
- SafariのGoogle検索が収益として無視できないから
- iPhoneはSafariのなかで独自のエコシステムを作りたいから
SafariのGoogle検索が収益として無視できないから
これは大いに有り得る理由のひとつだと思う。GoogleとAppleはスマホODSの強豪でありながら、Safariの検索において両者はパートナーという形で提携している。
実際この記事によるとGoogleは検索のレベニューシェアとして2014年時点で約10億ドル(約1,120億円:2016/2/20時点の為替レート)をAppleに支払っている。これはほぼ原価のかからない利益であるため、Appleとしては無視できない金額なんでしょう。Chromeをデフォルトブラウザに変更できてしまうと、Goolgeに対するAppleの交渉力は弱まりますからね。
iPhoneはSafariのなかで独自のUXやエコシステムを作りたいから
ふたつ目はこれ。
日本国内のデータだが、スマホ利用のうちアプリの利用が72%を占めるとはいえ、ブラウザの利用は28%と非常に大きな割合を占める。まだまだアプリでは完結しない世界の中で、AppleとしてはSafariでAppleのUXを提供したいのでは無いかと思う。
その最たる例がiOS9で搭載された広告ブロック。
Web 広告をブロックすることが Apple にとって有利に働くのは事実でしょう。しかし、このような事態にまで発展した根本的な原因は、多くのユーザーが今日のモバイル広告を嫌ってしまっているからに他なりません。Ramaswamy もインタビューの中で認めたように、モバイル Web には “terrible user experience” な広告が溢れかえっています。
とあるように、AppleはWebブラウザでのUXを阻害している広告をブロックすることで、UXを向上させようと試みている。もしかしたらそれらの広告を殺したうえで、今後Safariで独自のアドネットワークを展開するかもしれない。iADで懲りてもうやらない可能性のほうが大きいと思うけど。
Siriもイジワルだった?
AppleがどれだけChromeを使わせたくないのか、試しにSiriでChromeを立ち上げようとやってみた。
アプリ入ってるのに立ち上がらない。やはりAppleはChromeを使わせたくないのか。
次に「Safari」でやってみた。
ただのアホな子だった。良かったイジワルなSiriさんなんていなかったんや…。
さいごに
もう、どしようもないんでDockからSafariを追い出してChromeを入れました。早くデフォルトでChromeが設定できるようにしてくんないかなあ。
おわり。