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2016年02月20日(土) 荒川和久

未婚男性増加中!「結婚できない」のではなく「結婚しない」? 独身男のリアル

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[Photo]iStock

5人に1人は生涯未婚で終わると言われる時代。「独身」イコール「(本当は結婚したいのに)結婚できない人」と直結させてしまうのが世の風潮だ。しかし、「結婚できない」のではなく、「結婚しない」という層がいる。そこに目をつけた博報堂のマーケティングチームが、今までベールに包まれていた「結婚しない」独身一人暮らし男性を「ソロ活動系男子」、略して「ソロ男」と名づけて調査した!「ソロ男」の実態とは?

「ソロ男」とは?

いい年したおっさんが、ソロ男とか気持ち悪い?

「ソロ男」というと、どんなイメージを持たれるだろうか。

周囲の女性にそれを聞いたところ、かなりネガティブなイメージを持たれていることがわかった。20~30代のソロ男はまだマシな方で、40~50代のソロ男に対しては相当辛辣だった。

「結婚できないからには、なにか性格的に問題がある人」
「金遣いが荒くて、ギャンブル好きな人」
「人づき合いのできない、社会生活に適合できない人」
「アニメとか二次元好きで、本物の女性を愛せない人」
「自分しか愛せない、自己愛の塊のような人」
「いつまでも20代前半の若い女の子ばかり追いかけている人」

などなど。

ソロ男は、「一人で生きている人」というイメージが強い。そのため、協調性がなく、孤独でかわいそうな人という印象につながっている。

生涯未婚率や独身者数がどれだけ増加していても、やはり「人は結婚すべき」という固定観念があるのだろうか。あるいは、「結婚できない女性」が負け犬と称されたように、男性に対してもその印象が強いのだろうか。とにかく、「若いうちはともかく、いい年したおっさんがいつまでも未婚のソロ男とか気持ち悪い」というのが正直な感想なのだろう。

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