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ジカ熱で専門家会合 WHOが来月開催へ
2月20日 9時42分

ジカ熱で専門家会合 WHOが来月開催へ
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中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、WHO=世界保健機関は、新生児の頭部が先天的に小さい「小頭症」などとの関連性の解明を急ぐため、来月、専門家を集めた会合をスイスで開催することを明らかにしました。
中南米を中心にこれまでに36の国と地域で感染の拡大が確認されているジカ熱を巡っては、妊娠中の感染と先天的に頭部が小さい「小頭症」の子どもが生まれることとの関連が指摘されたり、感染した人が手足に力が入らなくなる難病の「ギラン・バレー症候群」を発症するケースが報告されたりしています。
WHOのエイルワード事務局長補は19日、スイスのジュネーブで記者会見を開き、「ジカ熱とこうした症状との関連を示す例は今も増えている」と述べる一方で、ジカ熱との関連性の解明には、こうした症状を発症した事例を複数の国で検証する必要があるとして、4か月から半年ほどの時間がかかるという認識を示しました。
そのうえで、関連性の解明やワクチンの開発を急ぐため、世界の専門家を集めた会合を来月7日から9日までジュネーブで開催することを明らかにしました。
また、WHOではこの会合に先立ち、チャン事務局長が今月23日と24日の2日間、ブラジルを視察し、小頭症の報告が多い地域を訪問するとともに、ジカ熱の対応に当たっている医療スタッフらと意見を交わすことにしています。

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