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【プロ野球】

オコエ、ただでは起きぬ

2016年2月19日 紙面から

楽天−KIA 9回表無死、金柱亨の中飛をスライディングキャッチするオコエ=金武で(久野功撮影)

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◇練習試合 韓国・KIA4−0楽天

 楽天のドラフト1位ルーキー、オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一高=が沖縄・金武町ベースボールスタジアムで行われた韓国・KIAとの練習試合で8番センターで先発。4打数無安打に終わったが、得意の守備の方で美技を見せ、1軍残留を強烈にアピールした。

 9回表、先頭・金柱亨の放ったセンター前のヒット性のライナーに素早く反応して、足からスライディングキャッチ。2連続空振り三振を含む4タコ後に出たスーパーキャッチ。オコエは転んでもタダでは起きない。

 「守備で魅せた? いやいや。ボクは魅せるために試合に出てるんじゃなくて、今は日々、学ぶためにやってるだけです」と謙虚なオコエ。しかし、梨田昌孝監督(62)は「走塁と守備は1軍ですぐに使えるレベル」と絶賛。4タコの打撃についても「差し込まれないようにしようという姿勢は買える」と評価した。

 20日に阪神と練習試合(宜野座)、21日に中日とのオープン戦(北谷)後、宮崎に移動するが、ここで1、2軍の入れ替えがある。梨田監督は「もう少し、置いておきたい。ボクの腹は決まっている。あとは、コーチの意見を聞いて」と思わせぶりな発言。守備固め要員、代走要員としての開幕1軍の可能性すら、うっすら見えてきた。 (竹下陽二)

 

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