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【スポーツ】

[陸上]鈴木雄介がリオ断念 男子20キロ競歩の世界記録保持者

2016年2月16日 紙面から

世界陸上男子20キロ競歩を途中棄権し、ぼうぜんとした表情で引き揚げる鈴木雄介=2015年8月23日、北京で(共同)

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 男子20キロ競歩で1時間16分36秒の世界記録を持つ鈴木雄介(28)=富士通=が15日、恥骨結合炎の影響で今夏のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねる日本選手権(21日、神戸市)への欠場を発表。同じくリオ五輪代表選考会である全日本競歩能美大会(3月20日、石川県能美市)へのエントリーも見送る方針を固めたため、事実上リオ五輪出場の道が断たれることになった。

 鈴木は昨年3月に世界記録を更新したが、金メダル獲得を期待された昨夏の北京世界選手権では恥骨の痛みで途中棄権。その後に故障部分を疲労骨折していたことが判明したものの、五輪選考会出場を目指してリハビリを続けていた。

 鈴木は日本陸連を通して「レースに向けたトレーニングができていない状況で、来月の能美大会についても現時点では出場は厳しいと判断。今後はリハビリトレーニングを行いながら復帰に向けて取り組み、自己記録の更新、(2017年ロンドン)世界選手権のメダル、(20年)東京五輪での金メダルを目指していきたい」と無念のコメント。指導する今村文男コーチ(49)も「東京五輪に向けた強化のスタートと位置付け、サポートしてまいります」と、目標を切り替えた。 (千葉亨)

 

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