【九州「正論」懇話会詳報(下)】「非韓三原則で対応を!…とにかく周りに悪口言いふらす韓国〝悪質外交〟 に巻き込まれるな」 古田博司・筑波大院教授が講演
韓国は矛盾を抱えています。本当のことをいうと、危険なのは韓国の方です。北朝鮮は核を持つことで、安定度を高めている。
その韓国は、秘密援助で北を支えてきた。
金大中(キムデジュン)韓国大統領は引退後に刑事訴追されないよう、北に南北首脳会談を呼びかけ、秘密支援しました。南は北が要求した10億ドルを5億ドルに値切り、支払った。これで会談を実現し、ノーベル(平和)賞を得た。その権威で、引退後の訴追を免れました。
次の盧武鉉(ノムヒョン)政権は北に国家支援を行い、裏でも秘密支援した。2006年に北は核実験を行ったが、翌年に首脳会談を行った。
それが李明博(イミョンバク)大統領になると、延坪島(ヨンビョンド)砲撃事件などが立て続けに起きた。
だが、韓国は北を支援し続けている。それで北には脅しと、たかりの体質が染みこんでいる。北は、朴槿恵政権が(裏金を)払うまで事件を起こします。次の事件を警戒した方がよいですね。
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かつて李朝は、(清を建国した)満州族の要求を、次々とごまかしたり、引き延ばしたりしてきた。
たとえば、「満州族の王族と結婚するから李朝の高官の娘をよこせ」と言われると、2~5歳の娘を見つけて満州族に見せ、「育つのに時間がかかります」と言い、話を引き延ばした。慰安婦像の撤去も同じ引き延ばしです。だから、日本は慰安婦像の撤去を言い続けないとダメです。
韓国はとにかく、周りに悪口を言いふらす。頼み事に応えきれなくなれば「忘恩の徒だ」とののしる。そんな文化なんです。日韓併合時も金がなく、(王様は)自分の責任を取りたくなくて、家臣に丸投げした。だが、併合後、オランダのハーグに使者を送り、日本の悪いところをふれ回った。
誤魔化し、引き延ばし、告げ口を、それぞれ漢語で「●(=手へんに唐)(とう)塞(そく)」「遷延(せんえん)」「離間事」(韓国語でイガンジル)と言います。これを理解し、(韓国の悪質な外交行動に)巻き込まれないようにしなければなりません。朝鮮という国は、巻き込んでいく国です。だから、日本は「助けない、教えない、関わらない」という非韓三原則で対応する方がよいのです。
(九州総局)