アパートに夫婦の遺体 介護の夫が病死、妻が衰弱死か/川越
(埼玉新聞) 02月19日 23:50
18日午後4時25分ごろ、川越市清水町、無職男性(65)方のアパートで、男性と妻(61)が死亡しているのを市の男性職員が発見、110番した。川越署員が駆け付けたところ、男性は布団の上で、妻はベッドの上であおむけに死亡していた。検死の結果、2人に外傷や着衣に乱れはなく、死後数日が経過していた。現場の状況などから、同署は男性が病死した後に妻が衰弱死した可能性があるとみて、遺体を司法解剖し、詳しい死因を調べる。
市などによると、夫妻は2人暮らしで、男性の失職を理由に2012年5月から月額数千円の生活保護を受給していた。今月の家賃が支払われなかったことを不審に思った不動産業者が市に連絡。担当のケースワーカーとともに鍵を開けて部屋に入り、2人の遺体を発見した。