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 安全保障関連法の成立から5カ月となった19日、国会前で安保法制に反対する市民らがデモを行い、約7800人(主催者発表)が参加した。野党5党が同日、安保法を廃止する法案を衆院に提出したことを歓迎する声も目立った。

 複数の野党の幹部も駆けつけ、法案提出や野党間の選挙協力を進めることを報告。これを受け、「学者の会」の広渡清吾・専修大教授は「野党のうれしい報告を出発点に、政権打倒を目指そう」と訴えた。

 デモに参加した千葉県八千代市の大崎信さん(70)は「野党が廃止法案を出してくれたことは我々にとっても励みになる」。一方、埼玉県春日部市の無職の女性(62)は「野党は5カ月たってようやく動いた形。今後は本気を出して」と注文をつけた。(佐藤恵子)