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東芝元CFO 任意聴取で「不正会計とは思わず」
2月20日 4時35分

東芝の不正会計問題で、元CFO=最高財務責任者が証券取引等監視委員会の任意の事情聴取に応じ、「不正な会計処理だとは思っていない」などと説明したことが分かりました。監視委員会は今後、歴代3人の元社長からも任意で事情を聴いたうえで、旧経営陣を刑事告発するかどうか慎重に判断するとみられます。
東芝の不正会計問題で証券取引等監視委員会は、過去の決算で利益がかさ上げされた複数の事業のうち、パソコン事業について、歴代3人の元社長が不正を認識していた疑いがあるとして刑事告発を念頭にした調査を続けています。
こうしたなか、今月、財務部門のトップだった元CFO=最高財務責任者が任意の事情聴取に応じたことが、関係者への取材で分かりました。事情聴取は、社長への業績報告会議での発言内容や会計処理に対する認識などの確認を中心に行われ、元CFOは「問題とされたパソコン事業の取り引きはビジネスの一つの形態で、不正な会計処理だとは考えていない」などと説明したということです。
監視委員会は今後、3人の元社長からも任意で事情を聴く方針ですが、関係者によりますと、これまでのところ、刑事告発に積極的な意見がある一方、一部の事業の会計処理だけを切り取って刑事責任を問うのは難しいという意見も根強いということです。
監視委員会は、元社長らの事情聴取の結果も踏まえたうえで、刑事告発するかどうか慎重に判断するとみられます。

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