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老人ホーム転落死事件 元職員が緊急対応装うか
2月19日 18時05分

老人ホーム転落死事件 元職員が緊急対応装うか
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川崎市の老人ホームで3人の入所者が相次いでベランダから転落して死亡し、このうち87歳の男性を投げ落として殺害した疑いで逮捕された元職員の男が、転落した男性に対しみずから救命処置に当たっていたことが分かりました。男は救急救命士の国家資格を持っていて、警察はほかの職員から不自然に見られないように緊急の対応を装っていたとみて調べています。
おととし、川崎市幸区の有料老人ホーム「Sアミーユ川崎幸町」で、3人の入所者がベランダから相次いで転落して死亡し、警察はこのうち最初に死亡した87歳の男性を4階のベランダから投げ落としたとして、当時職員だった今井隼人容疑者(23)を殺人の疑いで逮捕しました。
今井容疑者は当時、夜勤として現場の4階を担当し、巡回の際、第1発見者として、「部屋に男性がおらず、窓が開いていたので外を見たら中庭に男性が倒れているのを見つけた」と施設に報告していました。
その後、今井容疑者はほかの職員とともに中庭に向かったということで、このとき、みずから男性の救命処置に当たっていたことが川崎市や運営会社などへの取材で分かりました。
今井容疑者は救急救命士の国家資格を持っていて、このことは施設の職員らも知っていたということです。
警察は、今井容疑者がほかの職員から不自然に見られないように緊急の対応を装っていたとみて調べています。

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