ニュース詳細
バス事故 会社の貸切バス事業許可取り消し2月19日 17時57分
k10010415221_201602191952_201602192000.mp4
乗客乗員15人が死亡した長野県のバス事故で、国土交通省は事故を起こした東京のバス会社に多くの違反が確認されたとして行政処分としては最も重い、貸切バス事業の許可を取り消しました。
先月15日、長野県軽井沢町でスキーツアーのバスが道路の下に転落し、乗客乗員合わせて15人が死亡した事故で、国土交通省はバスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」に対し特別監査を行いました。
その結果、会社は今回のスキーツアーで、国が適正と定めた最低基準を大幅に下回る価格で受注していたことや、出発前の点呼を行っていなかったことなど多くの法令違反が確認されたということです。
国土交通省はこうした違反に加え、15人が死亡する事故を起こしたことを重くみて、会社に対し行政処分としては最も重い貸切バス事業の許可を取り消し、横浜市の関東運輸局で「イーエスピー」の高橋美作社長に通知書を手渡しました。
その結果、会社は今回のスキーツアーで、国が適正と定めた最低基準を大幅に下回る価格で受注していたことや、出発前の点呼を行っていなかったことなど多くの法令違反が確認されたということです。
国土交通省はこうした違反に加え、15人が死亡する事故を起こしたことを重くみて、会社に対し行政処分としては最も重い貸切バス事業の許可を取り消し、横浜市の関東運輸局で「イーエスピー」の高橋美作社長に通知書を手渡しました。
バス会社社長「事故の重大さ痛切に感じる」
処分の通知書を受け取った「イーエスピー」の高橋美作社長は「改めて今回の事故の重大さや責任を痛切に感じていて、亡くなった方々のご冥福を心より申し上げます。また、遺族やけがをされた方々などにはおわびを申し上げます。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪のことばを述べました。そのうえで、「事業許可を取り消されても被害者の方々への対応は何ら変わることなく、引き続き、真摯(しんし)にできることをしていきたい」と述べました。