こんな記事を見つけて。
まーたこんな話かー、と思って。
前にこんなことも自分のブログで書いたけど。
なんだろうなこのなんか腑に落ちない感じ。
そんなわけで、うぇぶぎょうかいのむめいディレクターのおじかんです。
御用聞きでもいいじゃんとか、知らないんだったらわかるようにすればいいじゃん的な話を長々書くのは↑でやったので、まあさらっと。まあさらっと(謎)
とりあえずつくってみては家をとりあえずと同じ、みたいなツイートがあったけど、まあ、そんなわけないよね。せめて言うならば「とりあえず100ページぐらいのコーポレートサイトさくっとつくってみて」ぐらいならわかるけど、デザイン一枚と家が同じってのはさすがにねぇ。もちろん例えだってのはわかるけど、いくらなんでもそれは規模が違いすぎるので、それをクライアントがわかれってのは違うと思う。
で、「ざっくり」でも「とりあえず」でも「任せる」でも同じなんだけど、なんで
「ざっくりですね。わかりました、つくってみましょうか。ただ、何も決めずにざっくりつくると、さすがにどうしてもご希望のもの、成果が出るあるべき姿のものからは遠く離れたものが最初にあがってくることもございまして・・・。それはしっかりと先に議論や検討、方向性のお話をしてないからなんですけども、そうすると修正回数が大きく増えてしまいまして、やはりどうしたってデザインや修正にも人件費などがかかってしまいますので、こちらでは基本的に修正の回数を制限させていただいております」
「さすがにデザインの方向性、イメージを決めないまま走り出してしまいますと、そもそもかわいいかっこいい、何色がベースなのか、それらで180度違うものですので、この修正回数で足りるかどうか・・・、大丈夫でしょうか??」
って言えないのか。
言えばいいんですよ。だって本当にそうなんだから。変更や修正は、その都度手を動かす人がいてその人の時間を拘束するんだから費用が掛かるっていう、スゲー簡単なことを説明すればいいのに。
他の話も同じで、
「パターンください」
はじめに複数パターンじゃないことを伝えておけ。
言っておかないからそうなる。パターン数を約束せんでも、「パーツは一緒で多少の色違い、もしくはレイアウトが少し違う程度のパターン出しになります」って言っておけばいいだけの話。初めにちゃんとそう言ってないから、後から言い出せなくなるだけで。
「途中でキャンセルされた」
発注もらってから作業しましょうね。発注もらったんならそこに「お客様都合でキャンセル、中断、延期となった場合は費用もらいます」って書いておきましょうね。
「深夜に、明日までに納品してねと依頼が来た」
特急料金、深夜対応料金の見積もり出しましょうね。嫌だったら断ればいいよね。儲けたきゃ受ければいい。
「全部目立たせて」
「目立つというのは、他より目立つように、他を引っ込めて、一部をでっぱらせるから目立つんですね。全部目立たせようとすると、全部目立たなくなっちゃうんです。もちろん、それぞれを識別しやすくというのはできます。ただ、識別しやすくを目指すということは、実は統一化の方に進むんですね。トイレのマークとか、色と形が違うだけで、タッチは一緒ですし、どっちが目立つというものでもないんですよね」
説明できるはず。
わからないお客さんが悪いんじゃない
素人なんだからわからないのが当たり前。むしろ、素人なのになんでわからないことを責められなきゃいけないのか、バカにされなきゃいけないのか謎でしょうがない。
わからない人にはわかるように説明すればいいだけの話。もちろん、説明するのにもお金がかかります。そらそうだ。それを費用に載せておけばいい。っていうと、そんなの載せられるかっていうんだけども、じゃあ考え方を変えましょう。説明しなくてもわかってくれる知識が豊富な人はお値段安くしてあげましょうね。
世の中、どんなサービスだってそうでしょうよ。
その業界や商品に詳しい人の方が、自分でできる部分があるから費用が安くなる。わからない人には安くならない。何から何までやってもらうんだから。サービスとしてはどちらもあって良くて、大事なのはちゃんとそれを選べるように提示することでしょう。
「考える」という作業は誰かがやらなければならなくて、それを誰がやるんだって話が多いんだけど、だからそれを見積もりと説明で提示すればいいだけの話。説明したのに覆す人もいて、そういう人は確かにひどい人だけど、説明もしてなくて、安請け合いしてるだけなのに、わからないからバカにするってのは、そっちこそアホか、と僕は思ってしまう。
クライアントは、大切な仲間ですよね。