ニュース詳細
半導体生産に新戦略 日本の技術と中国の資金を活用2月20日 0時28分
かつて世界をリードした日本の半導体産業の技術者らが設立した研究開発会社が、中国の地方政府と連携して、スマートフォンなどに使う記憶用の半導体の生産に乗り出すことになりました。中国側の投資額はおよそ8000億円の巨額に上り、日本の技術力と中国の資金力を活用した新たな戦略として注目されます。
DRAMと呼ばれる記憶用の半導体を巡っては、かつて日本勢が世界で圧倒的なシェアを占めていましたが、次第に韓国勢に押されるようになりました。国内メーカーの事業を統合した「エルピーダメモリ」が平成24年に経営破綻して、日本メーカーは事実上姿を消しました。
しかし、先端技術の開発を続けるため、「エルピーダ」の社長だった坂本幸雄氏をトップに、当時の技術者たちが集まって半導体の研究開発会社「サイノキングテクノロジー」を去年設立しました。
関係者によりますと、このほど、この研究開発会社が中国の合肥市と連携して、DRAMの生産に乗り出すことになりました。
合肥市の投資額はおよそ8000億円の巨額に上り、すでに工場の建設を進めていて、2年後の生産開始を目指しています。
一方、研究開発会社では、今後1000人規模のエンジニアを採用する計画で、自社の工場は持たず、技術提供によって利益を得るねらいです。
この会社は中国のほかの地方政府とも交渉を進めていて、将来的には韓国勢を抜いて業界首位のグループを目指す方針で、日本の技術力と中国の資金力を活用した新たな戦略として注目されます。
しかし、先端技術の開発を続けるため、「エルピーダ」の社長だった坂本幸雄氏をトップに、当時の技術者たちが集まって半導体の研究開発会社「サイノキングテクノロジー」を去年設立しました。
関係者によりますと、このほど、この研究開発会社が中国の合肥市と連携して、DRAMの生産に乗り出すことになりました。
合肥市の投資額はおよそ8000億円の巨額に上り、すでに工場の建設を進めていて、2年後の生産開始を目指しています。
一方、研究開発会社では、今後1000人規模のエンジニアを採用する計画で、自社の工場は持たず、技術提供によって利益を得るねらいです。
この会社は中国のほかの地方政府とも交渉を進めていて、将来的には韓国勢を抜いて業界首位のグループを目指す方針で、日本の技術力と中国の資金力を活用した新たな戦略として注目されます。