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悪質な嫌がらせ相次ぐ

 北海道帯広市の帯広競馬場内にある調教師らの住宅や厩舎(きゅうしゃ)がある区域で、競走馬搬送用トラックの燃料タンクに砂糖が入れられたり、調教師が所有する乗用車のタイヤを固定するナットが外されたりする悪質な嫌がらせが相次ぎ、道警帯広署が器物損壊と威力業務妨害の疑いで捜査していることが19日、分かった。

     同署によると、トラックの燃料タンクに砂糖が入れられていたのが判明したのは1月20日で、所有する調教師がエンジンの調子が悪かったため修理に出したところ、砂糖が混入していることが分かった。同14日夜以降に混入されたとみられる。

     また、別の調教師の車は2月18日、競馬場を出て一般道を走行中、左後輪のタイヤが外れ、十数メートル先まで転がっていった。けが人はいなかった。右後輪のタイヤのナットも外れていたり緩くなっていたりしていたという。

     現場は調教師や騎手らが馬の世話をしながら生活する「厩舎村」と呼ばれる区域。一般の立ち入りは制限されているため、同署は関係者による犯行の可能性が高いとみている。

     同競馬場で開催される帯広市主催の「ばんえい競馬」を巡っては、騎手(当時)ら13人が同競馬などの馬券を購入していたとして、2月1日、競馬法違反容疑で書類送検されている。同署によると、被害者の一人は「事件以降、厩舎村は(人間関係が)険悪な状態」と話したという。【鈴木斉】

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