北朝鮮サッカー女子代表 特別に入国認める見通し

2月19日 21時25分

萩生田官房副長官は東京都内であいさつし、北朝鮮への制裁措置に関連して、今月末から大阪で始まるリオデジャネイロオリンピックのサッカー女子の最終予選に出場する予定の北朝鮮代表チームは特別に入国を認めることになるという見通しを示しました。

政府は北朝鮮への日本独自の制裁措置として、北朝鮮籍の人の入国を原則として禁止していますが、今月末から大阪で始まるリオデジャネイロオリンピックのサッカー女子の最終予選に出場する予定の北朝鮮代表チームから入国申請があった場合、個別に判断する方針です。
これについて萩生田官房副長官は１９日夜、東京・八王子市で開かれた会合であいさつし、「予選を日本国内で行うのに、どんなにいがみ合っているといっても北朝鮮の選手団を入れないというわけにはいかない。スポーツの窓口だけは開けておかなければいけない」と述べました。
そのうえで萩生田官房副長官は、「まだ正式には入国させると言っていないが、申請があれば当然入国してもらうことになる」と述べ、北朝鮮代表チームは特別に入国を認めることになるという見通しを示しました。