2月19日に行われた衆議院の予算委員会で、民主党・福島伸享議員の発言に注目が集まっている。コミケや同人誌は無名の人だから価値がない、といった主旨の発言をしたのだ。
■さっそくWikipediaにも明記
福島議員の発言は以下になる。
例えばコミケとか同人誌というのがあります。これは無名の人ですから価値がありません。仮にこの著作権が侵害されたとして訴えたとしても、現時点の価値はですね、低いから、安い額の損害賠償しか出ないんです。そんな安い損害賠償なら手当たり次第コミケ同人誌を集めて、そのなかで売れたものでバンと出た時にですね、大儲けするというビジネスができるわけです。
現にそういうことが起きてるわけです。だからこそ懲罰的なものをやって、今の価値では安いとしてもですね、それをそうした著作権侵害を起こさないような額のものを予めですね、設定しようというのがこの趣旨だと思うんですけども、この点についてどう認識されますか?
福島議員は文化的価値ではなく、著作権的に見て同人誌やコミケは価値がないということを伝えたかったと思われるが、分かりにくいのは確かだ。
自民党の岩城光英法務大臣とのやり取りで、福島議員は著作権の損害賠償について、日本国内の著作権法とTPP協定との違いを指摘した。
現状の著作権法では、権利者が実際に被った損害だけが支払われることになる。だが、TPP協定により法定賠償制度が導入された場合、一律的な賠償金額になる。
これには大きな違いがある。一般予防を目的としない現在の著作権法を、将来の被害侵害を抑止する目的があるTPP協定の概念に変更しなければならないのかを問うていた。
福島伸享(民主) 「同人誌の作家は無名 価値が無い」
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(【国会政治】)
参照:STRIX/TPPが著作権に与える影響とは?(非親告罪化と法定賠償制度)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)
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