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 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は19日、フィンランドのラハティで個人第15戦(HS100メートル、K点90メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が1回目に96・5メートルを飛んで首位に立ち、2回目も99・5メートルを飛んで今季12勝目を挙げた。伊藤有希(土屋ホーム)が3位。高梨は4戦を残して2季ぶり3度目の総合優勝を果たした。

 高梨は今季開幕戦で優勝すると、第3戦から第12戦まで自己記録となる10連勝。圧倒的な強さで女王の座を奪い返した。

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 総合優勝を決めた高梨沙羅 「今年はワールドカップの総合優勝を取るために夏場から練習を重ねてきたので、とてもうれしいです。陸路のジャンプ台から感覚をなかなか取り戻せなかったが、今日の2本でしっかり感覚をつかめたと思う。今年の目標である総合優勝は決まったが、大事な試合は続くので一戦一戦集中したい」