事業の戦略や分析を円滑にするビジネスフレームワーク20選
ビジネスの現場において、物事を的確に、素早く把握するにはフレームワークと呼ばれる型を使うのが有効です。
フレームワークには戦略の方向性や分析を行うものなど様々なパターンがあり、上手く活用すれば状況判断や意思決定のスピードを一気に上げることができます。
しかし、どんなときにどのフレームワーク使えば良いかわからないというかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ビジネス分析に役立つ便利なフレームワークをご紹介します。
これからフレームワークを活用したい、とお考えの方はぜひ実際に使ってみてください。
ビジネスマン必見!ビジネス分析フレームワーク20選
1.SWOT分析
http://www.success-mo.co.jp/2010/06/swot.html
自社を取り巻く環境の現状分析をすることができる手法です。内部環境(強み、弱み)、外部環境(機会、脅威)の観点から経営環境を整理していきます。
通常、外部環境の脅威、機会、内部環境の弱み、強みの順に周りの社員などの客観的な意見も含めて分析します。
経営環境を棚卸しすることで、経営戦略の改善・革新を有効に進めるのに役立ちます。
2.PEST分析
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/37881/Default.aspx
会社に影響を与えるマクロ環境を分析する定番の手法です。
P=Politics(政治)、E=Economy(経済)、S=Society(社会)、T=Technology(技術)の4分野から、外部環境がもたらす自社への影響を考えます。
世の中のトレンドを探ることで、将来考えられることやどう参入するかを効率よく考えることが可能です。
3.3C分析
http://www.spi-consultants.com/ja/terms/archives/3c-analysis.php
企業戦略を考える際に環境分析でよく使われる手法です。
顧客(Customer)、自社(Company)、競合(Competitor)の頭文字をとったもので、3ポイントから事実整理をおこないます。
自社が持つ課題や成功要因を導きだし、有効な計画を立てるのに役立てます。
4.PDCAサイクル
http://liskul.com/wm_framework8-6329
事業活動をPlan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の4段階で進める手法のことです。
実行、修正を幾度もおこなうことで、継続的にブラッシュアップします。
この4段階をおこなえばおこなうほど、効率よく結果が出ると言われます。
また、各段階いずれも確実に実行するのが重要です。
5.PLC(製品ライフサイクル)
http://www.new-company.jp/kaisha-marketing/plc.html
製品のライフ(寿命)によってプレイヤーがとるべき戦略方法が変わる、という考え方です。
製品が市場に出てから退場するまでの期間を指していて、一般的なサイクルとして導入期、成長期、成熟期、衰退期の4段階に分けられます。
6.コア・コンピタンス分析
http://www.darecon.com/tool/core_comp3.html
コア・コンピタンスとは、自社が持つ他者にマネできない技術や能力のことで、顧客価値を生むもののことです。
コア・コンピタンス分析では、自社と競合のコア・コンピタンスを比較して点数化し、戦略を構築する際の判断材料にします。
7.基本競争戦略
http://keiei-algorithm.com/?p=493
M.E.ポーター教授が提唱したフレームワークで、「コスト・リーダーシップ戦略」「差別化戦略」「集中戦略」の3つのことです。
どの競争地位を選択するかは幅、優位の選択によって決まります。企業はこれらのいずれかに注力すべきだ、という考え方です。
8.ビジネスモデルキャンバス
http://www.hivelocity.co.jp/blog/9820
ビジネス活動の要素を9つに分け、それぞれの関わり合いを描きだすことで視覚的に繋がりを明らかにするツールです。
9つの要素は具体的には顧客、与える価値、チャネル、顧客との関係、収入、キーリソース、キーアクティビティ、キーパートナー 、コストです。
視覚化することで複雑な活動を分かりやすくし、コミュニケーションや思考を効果的にします。
9.アンゾフのマトリクス
https://blog.kairosmarketing.net/marketing-glossary/ansoff-matrix-140725/
経営戦略の父として知られるアンゾフが提唱したフレームワークです。
企業の成長戦略を決めるために使うもので、縦軸に「市場」横軸に「製品」を設けそれぞれを「既存」「新規」に分けたものです。
4象限のマトリクスから、多くの成長戦略のヒントを抽出することができます。
10.バリューポートフォリオ
http://www.nsspirit-cashf.com/logical/value_portfolio.html
経営者視点を軸に、事業再構築を考えるためのフレームワークです。
ビジョン整合性、ROIの高低で4つの象限を作り、本命事業、課題事業、機会事業、見切り事業に分け、各事業を象限に分類していきます。
この結果により、企業の資源をどの事業に集中させるべきかといった情報を見出します。
11.PPM
https://blog.kairosmarketing.net/marketing-glossary/product-portfolio-management-140717/
戦略コンサルティング会社のボストン・コンサルティング・グループが提唱したフレークです。
市場成長率、市場におけるシェアの2軸から事業を「花形(Star)」「問題児「Question Mark)」、「負け犬(Dog)」、「カネのなる木(Cash Cow)」の象限に分類し、どこに資源を分配するかを検討します。
12.GEのビジネススクリーン
http://www.nsspirit-cashf.com/logical/gebusinessscrenn.html
GE、マッキンゼーが開発した企業ポートフォリオ評価のためのフレームワークです。
「長期的な業界の魅力度」と「競争ポジション(事業の強度)」の2つを軸にして検討します。
様々な要素を検討材料とすることで、より精密に状況に適した分析が可能となります。
13.ファイブフォース
http://www.nsspirit-cashf.com/logical/5_force.html
業界に影響を与える5つの力を分析することで、経営資源の分配や新規参入をするかどうか、事業を撤退すべきかどうかの判断材料を抽出するフレームワークです。
5つの力は、新規参入の脅威、代替品の脅威、買い手の交渉力、売り手の交渉力、業界競合他社を指します。
14.アドバンテージ・マトリックス
http://www.nsspirit-cashf.com/logical/advan_mat.html
「業界の競争要因の数」と「優位性構築の可能性」という2つの軸から事業タイプを分けるフレームワークです。
規模とROAの関係から、分散型・特化型・手づまり型といったタイプに分けます。
15.7つのS
http://www.salesforce.com/jp/socialenterprise/sales/7s-for-change-organization.jsp
マッキンゼー・アンド・カンパニー社が提唱したフレームワークです。組織をハードのS(戦略・組織・システム)、ソフトのS(価値観・スキル・人材・スタイル)の合計7つのSで表すことで、企業の全体像、要素と要素の関係性を把握します。
明確になったSのうち問題となっている要因を取り除くことで、効果的な組織改善が可能となります。
16.バリューチェーン
https://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=55570
事業の活動を「主活動」「支援活動」の2つに分類するフレームワークです。
「主活動」とはマーケティング、販売といった直接活動、「支援活動」は経理、人事といった間接活動を指します。
企業の強み、弱みを機能別に分析することで、資源配分や事業戦略策定の検討材料を抽出することができます。
17.デコンストラクション
http://www.nuture.co.jp/nextleader/management/09/02.html
ボストン・コンサルティング・グループが提唱している経営コンセプトで、価値あるプロセスを強化するためのフレームワークです。
デコンストラクションのパターンにはレイヤーマスター、オーケストレーター、マーケットメーカー、パーソナル・エージェントの4つがあります。
18.VSPROモデル
http://www.nsspirit-cashf.com/manage/vspro.html
コンサルティング会社のアーサー・D・リトルが提唱した、マネジメントシステムを検討する時に役立つフレームワークです。
ビジョン(V)、戦略(S)、プロセス(P)、リソース(R)、組織(O)の4点を検討することで、現時点での問題点、あるべき姿を明らかにします。
また、企業の成功時に要因分析をおこなうのにも使えます。
19.VRIOフレームワーク
http://www.nsspirit-cashf.com/logical/rbv.html
企業がもつ内在価値を探るフレームワークで、4つの問いかけにより構成されています。
経済価値(Value)、希少性(Rarity)、模倣困難性(Inimitability)、組織(Organization)が揃えば競争優位を持続して保てる、という考え方です。
20.サービス・プロフィット・チェーン
http://www.msandc.co.jp/column/c038.html
ハーバード・ビジネススクールのへスケット教授、サッサー教授が提唱したフレームワークです。
従業員満足・顧客満足・業績の関係性を表したモデルで、企業が従業員を大事にすることで、顧客に良いサービスが提供できる、という考えをベースにしています。活用することで労働生産性、顧客満足度などあらゆる要素を分析することが可能です。
まとめ
以上、ビジネス分析に役立つフレームワークをまとめてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
何か問題点にぶつかった時や新しいことを考える時、闇雲に悩むよりもフレームワークに沿って考えたほうが効率よく物事を進めることができます。
ただし、適切な使い方や目的に合わせた利用をすることが重要です。
ご紹介したフレームワークはいずれもビジネスマンなら誰でも知っておくべきものばかりですので、一通り覚えておきましょう。
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