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長期金利 再びマイナスに 国債買う動き強まり
2月19日 15時53分

国債の市場では、日銀によるマイナス金利の政策や世界経済の先行きに対する不透明感から比較的安全な資産とされる日本国債を買う動きが強まり、長期金利が再び0%を割り込み、マイナスとなりました。
国債は価格が上昇すると利回りが低下する関係にあります。19日の国債の市場では、午後になって国債を買う動きが強まり、長期金利の代表的な指標になっている満期までの期間が10年の国債の利回りは、一時、0%を割り込み、マイナス0.01%まで低下しました。長期金利が0%を割り込んでマイナスとなるのは、10日以来です。
これは、日銀がマイナス金利の政策を始めたことで、金融機関が実質的な手数料を日銀から課されるのを避けようと国債を買う動きを強めていることが背景にあります。また、世界経済の先行きへの不透明感が強まっていることで、投資家がリスクを避けようと比較的安全な資産とされる国債を買う動きに出ていることも影響しています。
市場関係者は「日本では過去に例がないマイナス金利の政策が始まったことで、金利の適正な水準が見つけにくくなっている」と話しています。

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