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高校国語の科目構成 大幅に見直しの案
2月19日 15時59分

学習指導要領の改訂を進めている文部科学省の審議会は、高校の国語の科目構成を大幅に見直し、論述やプレゼンテーションの方法を学ぶなど、2つの新たな必修科目を設ける案を示しました。
小中学校や高校の教育目標と内容を定めた学習指導要領は、おおむね10年ごとに改訂されていて、中教審=中央教育審議会は専門部会に分かれて検討を進めています。19日、国語の専門部会が開かれ、高校でのこれまでの学習は教科書などの読み取りが中心で話したり書いたりする表現力に課題があるとして科目構成を大幅に見直す案が示されました。
それによりますと、現在の必修科目「国語総合」の代わりに、論述やプレゼンテーションの方法を学ぶ「現代の国語」と、古典や近代以降の文章を通して日本語の特性を学ぶ「言語文化」という2つの新たな必修科目を設けるとしています。また、現在、5つある選択科目を4つにし、論文など複雑な文章を理解する「論理国語」、文章を創作する能力を育成する「文学国語」、自分の考えを効果的に相手に伝える手法を学ぶ「国語表現」、古文や漢文を読み深める「古典探求」とする案が示されました。
この専門部会では今後、科目の名称や内容をさらに議論し、早ければことし4月までに方針をまとめる予定です。

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