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食品ロス防止へ「消費期限近い商品も購入を」
2月19日 16時34分

まだ食べられるのに捨てられる大量の「食品ロス」を減らそうと、東京都は大手スーパーなどと協力して消費期限が迫った商品でも敬遠せずに買ってもらおうという取り組みを始めました。
この取り組みは、東京都や大手スーパーなどが協力して江戸川区の店舗で19日から始めました。国の推計では、日本では、消費期限などが迫り、売れ残った食品も含めて、まだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」が年間642万トン発生していて、これは、都民全員が1年間に食べる量とほぼ同じだということです。
新たな取り組みでは、消費期限などが近づき、値引きのシールが貼られた商品に「つれてって!それ、フードレスキュー」と書かれたシールを貼るなどして、期限が迫った商品でも敬遠せずに購入してほしいと呼びかけています。買い物に来た30代の女性は「安いものが買えて廃棄物も減らせるのはよいことなので、すぐに食べるものは消費期限が近いものを選ぶようにしたい」と話していました。
この取り組みは「イオン葛西店」で21日まで行われ、東京都などでは今後、ほかのスーパーなどにも広げていきたいとしています。東京都資源循環推進部の須賀隆行課長は「消費期限が長い商品を毎回、陳列棚の奥から取るのではなく、その日に食べるものは期限が近いものを買ってほしい。買い方を少し見直すだけで、食品ロスを削減できるので、各家庭で取り組んでもらいたい」と話していました。

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