まだフリーランスになって2年目だった
フリーランスになって2年目の頃。1年目とは違い様々な忘年会に呼ばれるようになっていた。忘年会などは行かなくてもお声がかかるだけで嬉しい。今でもそう。しかしまだフリーランスになって2年目という事は人脈作りに必死だった。行ける限り忘年会に参加して友好関係を築いていた中、一人の大学生がいた。仮に大学生をAくんをする。
Aくんは学生事業をしていて肩書きは「代表取締役」。私がまず思ったのは「あ~なるほど」。そんな考えになったのは彼の仕草や言葉だった。まず目上の人には頭を下げまくる。これは仕方ない。しかし年齢が近い人には頭を下げない(年上でも)。これにはまずビックリした。そして自分が興味ないと思った人には敬語を使わない。逆に「私はですね~」と自分理論を語ろうとする。そう彼は「意識高い系」だった。
そんな彼を見ていて話さないでおこうと思った私でしたが彼と目が合ってしまった。そんな彼とのコミュニケーションはまさに彼から名言の数々を生まれる瞬間とはこのとき私は解りませんでした。
凄いよ!代表取締役
まずAくん自分理論を簡単にまとめると以下の通りになります。
「自分はビジネス学科を専攻しています。それはすでに高校生の時にはビジネスに興味がありいち早く企業したいと思った。しかし大学は卒業しておこうと思い大学で勉強しながら現在は様々な仕事をしています。こんな私に付いてくる人も沢山いる。なので代表取締役という肩書きを付けるようになりました」
「あ~やべぇな」と一瞬脳裏によぎり言葉に出しそうになったがそこは我慢。「なるほど」「凄いですね」と無難な返事を繰り返して話ているとAくんはなぜか怒り出してしまった。
「ダンボーさんは何か仕事しているという感じしないですね、就活ですか?」
「わ~お。まさかの発言」この発言にはさすがにカチンときたので「いえいえ、フリーランスで仕事していますよ。ライディングなどしています」と言うとAくんは。
「大阪で仕事しているフリーライターの●●さん知ってますか?」と聞いてきた。私は残念ながら全く知らなかったので素直に「存知あげませんね」というとAくんはビックリした顔でこう言ってきたのです。
「え~!?あの人知らないんですか!?ダンボーさん本当にライディングしてますか?信じられないです」
まさかの自分の仕事を全否定ですよ。さすがに怒って良いよね?と自分の心に何回も聞いていると近くにいた人が怒り始めました。
「君、何様なのかな。場を荒らすような発言ばかりするなら帰っていいよ」と言われたAくんは涙で帰って行きました。
帰って「大阪 ●●さん」と調べたのですが解らない....。色々な人に聞いて唯一解った事は●●さんはメルマガ発行をしていて読者もそこそこいるとの事。それは知らないわ。彼はそんな●●さんを尊敬していたのだろう。
後々Aくんはどうなったのか
私が聞いた話によると今では工場で頑張っているみたいです。うん、その方が格好いいよAくん。あのまま代表としてガンバっても失敗していたと思う。頑張ってる仕事の方が私は輝いて見えるな。今のAくんなら私は会ってみたいと思う。顔も忘れてしまったが数々の名言を残してくれたAくん。こうやってネタとしてブログに書けるのは嬉しいよ。ありがとう!Aくん!