記事タイトルで「喫煙者をdisる気だな」なんて判断しないで!僕もついこのあいだまでは喫煙者だったし、今でもニコチンのレセプターは脳内にあります。1本で容易く喫煙者に戻ることのできるジャンキーなんですよ。仲間、ナカーマ、オチツイテ・・・ネ?
だけど、どーしてもこれは聞いてみたかった。なんで吸うのですか?理由は?メリットはあるのですか?
僕がタバコを吸っていた理由
ありません
「吸いたかったから」というのは小学生の理屈であって、大人な僕らは気持ちを言語化することを求められます。だから考えたのですけどね。理由なんて無かったのです。理由もなく吸っていた。怖いですね。理由がないのに、あんな苦しい煙を自ら吸いに行くのですから。
例えばそれを行うことで自分の寿命が延びるだとか、愛する人のためになるだとか、毎年、若い女子を龍神に捧げる儀式を回避できるだとか。そんな理由など一切なし。なのに吸う。おかしくないですか?
「吸うこと自体が目的」というのも腑に落ちません。確かに人生において「生きる」ということは、それ自体に目的がある節は否めないのも事実です。ですが、こと喫煙に関してはそれ自体に意味を付すにはリスクが大きすぎやしませんか?緩やかな自殺なわけですからね。
喫煙者のメリットが無さすぎる
大金(常習化すれば)を支払ってニコチンを摂取し、ついでに種々の添加物(猛毒)まで吸収、薬理作用で血管は収縮し、時には吐き気や頭痛を催す。副流煙は吸わない人に時に襲い掛かり、文字通り煙たがられる。しかも臭いがきつくなる。口臭もそうだし、衣類にも付着して・・・
ここまでのリスクを背負った喫煙行為について、もっと盛大なメリットがあってもいいような気がするのですけどね。なんせ(時には他人の)寿命を縮めているのですから。30秒くらい宇宙旅行に連れて行ってあげてほしい。そうじゃないと、デメリットとの釣り合いが余りにもとれていない気がして。
精神的依存
ニコチンの肉体依存というのは他の薬物に比べると大変に小さく、2~3日で体外から排出されてしまう。つまり、3日間を我慢すれば、肉体的禁断症状というのは起きないのです。
ではどうして禁煙に失敗する人があとを絶たないのか?それは精神的に大きく依存しているから。肉体的依存は小さいのに、精神的依存は他の麻薬を凌駕する恐ろしいもの。それがニコチンです。
散々煽りましたが、タバコを止められない人は精神的に依存しているのです。メリットを挙げられないにもかかわらず、お金を支払って寿命を縮めている理由はここにあります。生き物として不自然じゃないですか。苦しい行為を能動的に行うなんて、自然の摂理に反している。
なんでたばこ吸うの?理由は?メリットは?
改めてお伺いしたい。
現在、タバコを吸っていて「自分はこういう理由で吸っている」というものを挙げられますか?しかもメリットで挙げられるものがその中にありますか?
- 止められないから
- 吸いたいから
おそらく大半の人はこのように答えるのだと思います。これは苦し紛れですね、メリットではないわけですから。でも、これでは僕は満足できない。メリットが聞きたいのですよ。興味がある。
タバコには僕の知らないメリットがあるかもしれない。頑なにタバコを吸い続ける人の中に、それを知っている人がいるかもしれない。それを知って「すげえ、画期的だ!」って思えば、また喫煙する動機になるかもしれない。
今は戻る気になれない。だって、吸う理由がない。どーーーーー考えても嫌なことしかない喫煙。もしまたやってしまうのだとしたら、それは精神的依存が引き起こしたタバコの罠にまんまと引っかかった時だと思う。理由を見つけたとしても、それは吸いたいがための言い訳にすぎないのだと思う。タバコでしか得られないメリットなんて、今のところ見つけられないからね。
タバコを吸う人、まじで理由を教えて!
何か良いことあるの?
終わり
↓僕はこれで止めた。方法は催眠と洗脳。