フリーランスエンジニアが知るべき、PHP案件のトレンド、特徴、単価相場とは

php-dedicated
2016年02月19日

フリーランスプログラマとして独立する場合、どのプログラミング言語をマスターしておけばいいのか悩んだことはありませんか?
プログラム言語をマスターしている数が多ければ多いほど、案件を獲得できるチャンスは広がります。
しかし、時間は限られています。つまり、フリーランスエンジニアにとってプログラミング言語の選択と習得は大きな投資なのです。短期的な視点のみならず、中長期的な視点の両方で、状況をよく見極めることが大切です。現在、自分が最も得意とする言語と近いものというのも一つの選択基準ですが、ニーズが高くて、学習が比較的簡単なものを選ぶことも一つの戦略でしょう。それに最適なのが、今回ご紹介するPHPです。
今回は根強い人気を誇るPHPエンジニアの需要状況を、フリーランスエンジニアやこれからフリーランスを目指すエンジニアにお届けします。

PHPとは

PHPとはHypertext Preprocessorを略したもので、オープンソースのWeb開発向けスクリプト言語です。特にWeb開発に適していると言われ、動的なWebページを作る上で最適なスクリプト言語として、FacebookやYahoo、GREEなどでも使用されており、世界中で2億4,400万サイトあると言われ、これは世界のWebサイトのうち40%をPHPが利用されているということになります。

最近ではCMS(Content Management System)を使ったウェブコンテンツの生成が主流となっており、その中でも最も有名なのはWordpress。日本のWebサイトの多くでPHPを使用したWordpressベースのWebページが規模の大小を問わず制作されています。このように、Webコンテンツ制作業界ではWordpressのカスタマイズ案件も増えてきており、それらに対応するためにも、PHPは必須の言語であると言えるのです。

また、PHPが優れている点として、初心者に対しても非常に分かりやすく敷居が低いということがあります。
言語として比較的習得がしやすく、スタートアップ言語としては最適であり、PHPを用いたWebアプリ開発案件は豊富のため、初心者からWebプログラマーとしてデビューするには最適な言語なのです。そういった背景もあり、プログラマーの習得ランキングではJavaに次いで第2位となっています。
実際に、日本のPHP市場は現在約20万人のエンジニアがいるといわれ、プログラマーに対しては常に拡張やアップデートされるので時代と共に進んだ機能を提供してくれます。

PHPの3つの特徴とは

文法が容易で、覚えやすい

世界中には様々なプログラミング言語が存在しますが、複雑で難しく、習得に時間がかかるものです。一方、PHPはhtmlと同じでテキストベースで構築されているので、他の言語に比べて、比較的簡単に覚えることができ、誰でも書くことができるというメリットがあります。初心者が学び始めてから、習得して実際にページを作れるようになるまでにかかる時間の短さが魅力です。

短期開発に向いている

ここ最近は安価なレンタルサーバでもPHPが組み込まれているため、「納品されたソースコードをFTPで置けば動く」「コマンドラインを触らなくても一通りのことができる」のは、サーバ管理スキルが不要という点で大きなメリットです。生PHPはもちろん、CakePHPもこの点で多く支持されているように見受けられます。逆にYiiやSymfonyのような本格的なフレームワークでは、バージョンやライブラリ要件などが厳しくなってきており、このメリットは享受しにくくなります。専用の開発ツールも不要で、テキストエディタだけでもプログラミングが十分可能です。
また、多くのWebサーバーがPHPを使える環境を実装しているので、シェアが大きくどこでも使えるのも大きなポイントです。なので仕事で使うだけでなく、個人で利用する場合にも向いています。

サーバー負担が少なく、運用開始後のメンテナンスも容易

大手レンタルサーバーでは標準でPHPがインストールされているため、少ない手間での導入が可能です。また、高スペックなサーバーは必要ないため、安価なレンタルサーバーの利用もでき、ランニングのコストを削減する事ができます。
また、PHPは言語構造が簡単で理解しやすく、言語自体の習得が容易なため、別言語でのプロジェクトを担当していた人が習得し、その後にPHPにて開発されたシステムのメンテナンスを行う事への敷居が高くありません。そのためメンテナンスも他環境に比べて行いやすいと言えます。

PHPのトレンドとは

先にもお伝えしましたが、PHPで構築されたWebサイトが2億4400万に到達したそうです。これは、全世界のうち約40%のシェアを占めることになります。近年はソーシャル系アプリやWordpressのようなCMSの需要が高まり、Webに特化しクライアント側の環境にも左右されにくく、スピード感を持って開発が進められるPHPのニーズは今後も増えていきます。また、データベースと情報をやり取りする関数がPHPには標準で用意されているため効率良く、簡単にデータ管理ができます。大量のデータを扱う会社にとっては、とても重要とされ、今後も求人は拡大していくでしょう。

PHPの求人案件のトレンドとは

特にここ最近はJava/PHP関連エンジニアの採用ニーズは年々高まってます。
PHPはVer.4.x以降では、パフォーマンスの改善や大規模システムに耐えうる機能拡張などを行うことで、ソーシャルメディアに代表される大規模なWebサイトやECサイトでも重要な役割を担うようになりました。2011年以降のソーシャルメディアやスマートフォンが普及によりメディアやWebサービスが多く開発され、PHPをベースとしたWebサイトが増えています。そうしたアプリの台頭を裏側ではサーバー支えており、そのサーバーサイドを担えるPHPプログラマには、今後も沢山の案件が生まれてきます。

普段クライアント側のシステムを中心に開発している場合でも、インターネットが今のように普及している時代においては、必ずサーバ側との何らかの通信処理がシステムに組み込まれます。そうした場合にサーバサイド言語をひとつ押さえておくだけで、システム構築の効率を高めることができるようになります。
また、リーマンショック危機以降に採用を控えていた企業の業績も最近は回復の兆しが見え始めたため、IT投資の復調を見込んだSIerでも採用ニーズが高まっています。このように、開発需要が伸びる中、企業による開発者の採用は難航しているため、業務委託としてフリーランサーを活用するケースも増えてきているのです。

PHP求人案件の単価相場は?

フリーのエンジニアが受け取る報酬の相場は一般的にプログラマで「40~60万」、システムエンジニアで「60~80万」と言われています。もちろんスキルや時間によりますが、一般的にはPHPですと相場は月60〜高い方で90万ほどです。
PHPの場合はなにしろ開発需要が大きく、求人案件数も多いため、フリーランスの皆さんも多くの案件から自分に合ったものを選ぶことができます。サーバサイド言語をひとつ押さえておくという点も、今後のエンジニア人生においては必ず役に立ってきます。加えてその汎用性を活かして他の言語も習得していけば、さらに希少性が高く、報酬も高く設定できるエンジニアとなれます。
現段階の単価の高さに加えて、将来のご自身のキャリアと業界の変化を見据えた習得言語の選択をおすすめします。

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まとめ

PHPは現在Webアプリケーションを中心に多くのプロジェクトで採用され、同時に多くのプログラマが活用している言語です。その後の他の言語への汎用性も高く、ソーシャルメディアに代表される大規模なWebサイトやECサイトまで幅広く案件があることも特徴の1つです。
ぜひ習得し、お仕事を探してみてください。最近はプログラミングの入り口としてよくセミナーも開かれております。勉強したらどんどんサイトを開発して、スキルをつけて高単価でトレンド感のある案件に入りましょう!

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