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大学生殺害 インスリンを「痛み止め」と注射
2月19日 6時56分

大学生殺害 インスリンを「痛み止め」と注射
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だまし取った金の返済を免れるため、知り合いの大学生に抗うつ剤を飲ませ、インスリン注射をするなどして殺害したとして、広島県安芸高田市の43歳の男が、18日に逮捕された事件で、男は「『体が痛い』と言う大学生に、知人からもらったインスリンを『痛み止めだ』と言って注射した」と供述していることが、警察への取材で分かりました。
広島県安芸高田市の山本勝博容疑者(43)は、去年6月ごろ、広島市安佐南区の大学生、佐藤裕樹さん(当時24)の自宅アパートで、佐藤さんからだまし取った100万円の返済を免れるため、複数回にわたって抗うつ剤などを飲ませて、インスリン注射をしたあと、浴槽に入れて殺害したなどとして、18日、強盗殺人の疑いで逮捕されました。警察によりますと、2人は6年前にけがや足の病気で入院していた病院で知り合い、これまでいずれもインスリンを処方されたことはなかったということです。
調べに対し、山本容疑者は「佐藤さんが『体が痛い』と言うので、知人が処方されたインスリンをもらい、『痛み止めだ』と言って注射した」と供述していることが、警察への取材で分かりました。警察は、山本容疑者が、インスリンを投与すると意識がもうろうとなるおそれがあることを知ったうえで痛み止めと偽った疑いがあるとみて捜査しています。

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