わたし、自分ではあんまり怒りっぽくない方だと思ってるんですが、日々生活してれば、それなりに怒りを感じることもあります。
先日、こちらのブログで『怒りのピークは6秒』ってのを見まして、「そうなのか~」と思いつつ、アンガーマネジメントの世界では、それなりに根拠があって言われてるんでしょうが、いまいち自分の感覚にマッチしない部分があるので、少し考えてみました。
一応言い訳しとくと、あくまでわたしの経験や感覚に基づいて考えただけの事なので、「エビデンスは?」とか言われても何も出ません。悪しからず。
怒りのピーク わたしの場合
自分の場合はどうか、と考えてみると、例えば嫌なことを言われたとして、その瞬間にもイラッとしないわけでもないですが、大抵「あぁそうですか」くらいのリアクションで流してしまいます。
そんで、しばらくしてから思い出して、段々怒りが込み上げてくるってパターンが多い。
なので、6秒の間にピークが来ると言われても、いまいちシックリこないんです。
「怒りのピークは6秒」の背景にある文化
アンガーマネジメントはアメリカ発祥だそうなので、自然とアメリカ文化がベースになっているだろうと推察できます。
わたしはアメリカに住んでるわけじゃないので、実際の雰囲気はわかりませんが、映画やドラマで描かれるアメリカでは、何となくこの6秒というのが当てはまっている様な気がします。
例えば、『何か失礼なことを言われたときに、瞬間的にカッとなって相手を殴る』というシーンを良く見るような気がします。場合によっては、その直後にハッとして「ご、ごめんなさい。私ったらなんてことを・・・」みたいな感じなので、確かに6秒の間に怒りのピークが来て、それを過ぎると怒りの感情がおさまってくるという説明はシックリ来ます。
そういうシーンが良く描かれるってことは、アメリカの文化の中では、この流れは一般的なことなんでしょう。
でも、日本ではあまりこういうシーンって見ないような気がするんですよね。
日本人は自然と『6秒』をやり過ごしている
じゃぁ日本人はどうしているのか?って話です。
私の想像では、子供の頃から『自分の感情を表に出さない』ことを、学校での集団生活や地域の人付合いの中で自然に身につけているので、あまり意識しなくても6秒のピークをやり過ごせている(押さえ込んでいる?)のではないかと思うんです。
つまり、ある意味で自然とアンガーマネジメントが出来ているのではないかという事。
ただし、怒りをやり過ごしているように見えて、単に押さえ込んでいるだけのことも多いので、そういう場合は『長年蓄積した怒りが何かをきっかけに爆発する』心配もあるわけです。おとなしそうに見えた人が、ある日突然殺人事件を起こすのもこういうケースなんじゃないかと思います。
と考えると、マネジメントできているわけではないんでしょうね。
おわりに
「日本人は~」と言いつつ、わたしが見たところそういう人は結構多そうだという意味で言っているだけで、実際には「わたしは~」って話ですが、日本人にとって6秒をやり過ごすのは、そう難しいことではなさそうです。
ただ、その怒りの感情を蓄積させてしまうケースも少なくないようなので、『怒りの感情を押さえ込むのではなく発散させる方法』と言う意味で、アンガーマネジメントは学ぶ意義があるんじゃあないかと思いました。
こんだけ言っといてなんですが、わたし、アンガーマネジメントって、名前は聞いたことあるけど、どんな内容なのか知らないんですよね。
これをきっかけに、ちょっと勉強してみようかしらん。