◇オッサン達の一番長い日
ノルマンディー上陸作戦は「史上最大の作戦」や「プライベート・ライアン」「バンド・オブ・ブラザーズ」などの戦争映画やテレビドラマ、「メダル・オブ・オナー」「コール・オブ・デュイティー」などのFPSゲームのモチーフとして有名な史実です
「D-DAYダイス」は、その
”最も長い一日”をテーマにしたミリタリーボードゲームです
しかも、ダイスゲームだという
僕はウォーゲームファンというわけではないのですが、1人からでも遊べるということで購入しました
ボードは4枚入ってます
4枚の裏表に作戦マップがあり「タイガー演習」から「オマハビーチ」など、それぞれシナリオに則したゲームボードになってるわけです
シナリオナンバーが大きくなるほど、
難易度も高くなる、という仕様ですね
まず、このゲームは
協力ゲームです
ゲーム中、一人でも脱落するとプレイヤー全員の負けになります
各プレイヤーは資源メーターと
■赤□白
■青(RWB)ダイスを2個づつ持ちます
やることは
1・ダイスを振って(2回振りなおせる)
2・ダイス目の資源をメーターに記録し(自動処理)
3・スペシャリストやアイテムを資源コストを支払って配属して(任意)
4・自分の駒を移動(必要に応じて)
5・最後に敵の攻撃の被害処理をする(ほぼ自動処理)、です
D-DAYダイスというだけあって、
まずは6個のダイスをガッと振ってください
このとき、
出た目の中から2個を選んでロック(固定)しなければなりませんこの2個は最後まで振りなおせないダイスなので、なにをロックするのか慎重に判断しましょう
*この一戦の成功はこの一投にあり!残りの4個は、振りなおすことができます
出目に
満足できれば振りなおす必要はありません。4個中いくつか残してから振りなおすこともできますし、4個とも振りなおすこともできます
さらに、最後にもう1回振りなおすことができますが、このときに2回目の振りなおしで残しておいたダイスも含めて、いくつかのダイスを残してもいいし、4個とも振りなおすこともできます
2回まで(任意で)振りなおしたら、それがダイスの
最終結果となります
基本的にはそのダイス目の資源を、自分の資源メーターに記録するわけです
〔ドクロ〕の目は、ペナルティです
もし最終結果に〔ドクロ〕のダイスがあったら、
他の1個のダイスを選んで打ち消さなくてはなりません
*ダイスを振ったら資源メーターに記録せよ!このゲームはダイスゲームだけあって、
出目で役を作るとボーナスを得ます
■□
■赤、白、青ダイスで同じ出目だと、いろんなボーナスが付きます(
RWBボーナス)
例えば〔ドクロ〕は通常お邪魔ダイスですが、
■□
■で〔ドクロの目〕が出たら
「戦死者のギフト」というボーナスとなり
+20アイテムポイントを獲得します
そしてこの場合
〔ドクロ〕の打ち消す効果は無効となります
ですから、最初に
■□の〔ドクロ目〕が2個出たとすると、それをロックして振りなおして
■ダイスで〔ドクロの目〕を出せば、「戦死者のギフト」の役、完成です
しかし最後まで
■の〔ドクロ目〕が出ずに、役失敗となると
最終結果から2個のダイスを打ち消さなければならないリスクもあります
*ドクロは1個のダイスをキャンセルしてしまう。ダイスは重要なリソース源なので、1個でも利用できないのは痛い
ルールブックのヒントにも書かれてますが、このゲームでは
〔兵士〕と〔勇気〕の資源がチョー大事です
なぜなら〔兵士〕はプレイヤーのライフポイントで、
メーターが0になると脱落です
〔勇気〕は自分の駒(部隊)を移動させるために必要なコストです
もし移動しなければならないときに、
移動できなければ脱落です
〔工具〕の目は、アイテムを拾ってきて装備するコストに使う
アイテムポイントになります
「地雷探知機」は地雷原を1ターン無視できたり「トランシーバー」は兵士を+2したりできますが、アイテムは使い捨てです
アイテムは1ターンに1枚しか装備できませんが、使うときに上限はありません
〔☆〕の目は、スペシャリストを配属するための資源です
スペシャリストはシナリオによって使うカードが違いますが、手札に持っているだけでは効果はありません
〔☆〕コストを支払って、
自分の前に配属して初めてその効果を発動します
スペシャリストはアイテムと違って立派な兵士なので、配属しておけば
毎ターン使用可能です
例えば【伍長】は
「最終結果から1個のダイスを振りなおす」という効果を毎ターン使えるわけです
アイテムやスペシャリストは、便利な効果が多いので余裕があれば配備したいところです
特にスペシャリストはもしダメージを負って【兵士】資源を減らさなければならないときに、
兵士として数えられます
いざとなれば、スペシャリストを盾にすることもできるのですが、
いちど除去されたスペシャリストはゲームからも除外されるので、なるべく戦死者を出したくないものです
*☆資源を3つ支払って、手札から「ビーチマスター」を配属
このスペシャリストは前進するごとに兵士+3されるプレイヤーたちの目的は、自分の駒(部隊)を進軍させて敵のバンカー(陣地)に到達することです
そこで兵士が1人でも生き残っていれば勝利です
作戦マップはセクター(戦場区域)に分かれてますが
フェイズ5:戦闘では、敵の攻撃を受けます
戦争映画、戦争ゲームならこのフェイズが一番熱が入るような場面ですが、このゲームではそのセクターのDEF値=こちらの部隊の死傷者数となるだけです
別にドンパチするわけではなく、
単純にDEF値の数字分だけ自分の資源メーターから【兵士】の数を減らします
シナリオ#05:ジュノービーチのマップ
敵の陣地(バンカー)はDEF値が15もあり、MGFアイコンが3つもある
そもそもここに来るまでが大変
右下に見えるカードは、このシナリオで登場する「火炎放射器」のアイテムカード
あの右下のエリアに行けば入手できる。しかしごらんのように地雷で囲まれてる。遠回りして火炎放射器を手に入れるか、いっきにバンカーを攻略するか
つまりこのゲームは、
後半、自動的に減らされる資源(特に【兵士】)や必要となる資源をいかに事前に計画的に運用するか、という、リソースマネージメントのゲームなのです
だからダイスを振る手にも力が入りますが、ダイス運でどうしようもない場合もあります
しかしこれは協力ゲームです
同じセクターにいるプレイヤー同士で、好きに資源のやり取り(トレード)ができます有用なアイテムを購入したいが、残りライフが少なくてこのままでは死んでしまう仲間のために自分の【兵士】を必要な分だけ分け与える、ということができるのです
このゲームでは基本的に、フェイズは同時にプレイします
フェイズ1・ダイスロールでも全員が同時にプレイしていくのですが、仲間が足りなそうな資源を補うために、仲間のロールの結果を見てからこちらもダイスを振る、というような対応をしていく必要もあります
仲間が〔兵士〕の目でボーナスを得そうだと思えば、自分はアイテムを拾うために〔工具〕の目を伸ばそう、というような協力体制が大事になってくるのです
一人の死傷者も出さないためには、お互いをサポートし合うしかありません
*左のアイテム「携帯通信機」は、いざというときに兵士を+5できるし「バンガロール爆薬筒」は、敵のDEF値を1ターンだけ0にできる。スペシャリストも3人雇用したが、一人で戦うには限界がある
きっと仲間の助けが必要なときが、そして自分が仲間を助けなければならないときが必ずくるのだ
戦場の脅威はDEF値だけではなく、
地雷や、MGF(Machine Gun Fire)もあります
地雷原を移動するときは、部隊ごとにダイスを振ってそのダメージをくらいます
アイテムの「地雷探知機」や、スペシャリストの「地雷撤去兵」などを装備していれば地雷も怖くありませんが、MGFはDEF値に
追加のダメージを与えます
MGFは、やはりダイスを振った出目の分のダメージを負います。ダイス運だけにタチが悪い
しかも特定のセクターのエリアでは
ダイス目で6を出すと特別ダメージとなり、ダメージ6に加えて
配属しているスペシャリストが1人死んだり、リソースを削られたりします
(その効果はマップごとに違います)
ですから
「もしも地雷のダメージが5以上だったら、もしMGFでダイス目6を出してしまったら」という最悪の事態を想定して資源をやりくりしたり、必要なスペシャリストやアイテムを用意しなければなりません
「ここは6の目さえ出なければOKだから」、という甘い考えは戦場では
死を意味します
そして
実際、それで1回、死にましたしwカツカツのゲームです
ギリギリのゲームです
協力ゲームはカツカツでギリギリの方が面白いに決まってます
ですからこのゲームは面白いのです
「D-DAYダイス」は1~4人用です
ソリティアプレイは、多少ルールに修正が必要ですがシナリオごとにドラマがあるようなので楽しめるでしょう
ダイス運を引き寄せるも、当てにしないで慎重に進むも指揮官であるあなた次第ですということで
D-DAYダイス・サマリーシートを日本語化しました
例によって手作業なので、文章の間隔は手作業調整です。サマリー日本語化のプロたちにはとてもかないませんがそれでもいい、という方はどうぞ
もし、日本語訳や解釈に間違いがあったら連絡していただけると改訂できます
*工具3ゾロのRWBボーナスの解釈が間違ってたのでサマリーを直しました。正しくは「使用済みのアイテムを捨て山から拾ってくることができる(要コスト)」続きもどうぞ↓↓↓ ◆オマハビーチ攻略
4000人の死傷者を出したという
ブラッディオマハ(血まみれオマハ)は映画「プライベートライアン」の冒頭の臨場感溢れるシーンで有名です
今回、ここをソロプレイしてみました
シナリオによって使うスペシャリストや特殊アイテムをセット
通常アイテムカードセットと
トリコロールの勲章カードは常に使います
部隊駒を〔>〕1シェブロンの面にして
スタートセクターに置きます
初期リソースは
〔兵士+4〕なので、資源メーターの【兵士:4】にセットします
中央にはDEF値が見えます
つまりここにいると
フェイズ5・戦闘で兵士が3減るということです
<第1ターン>◆フェイズ1・ダイスロールマップを見て、どういうルートで攻めようか思案しますがとりあえずダイスを振らないことには始まりません
というか、このダイスロール次第で行動を微調整していくのです
1投目
うわっ、いきなり悩ましい結果がでました

6個のダイス目が1種類づつ出ると勲章ボーナスとして、勲章カードがドローできます
この1投目で
勲章ボーナスのリーチ目が出たのです!
勲章カードは★の資源を6つ支払うことでも入手でき、その場合はランダムドローですが
ダイス目ボーナスのときは選んでドローできるのです
この差は大きい
しかしまだまったくの序盤です
序盤はとにかく【兵士】を増やすことが第一優先事項なのです
しかし、
■ダイス1個をあと2回振りなおして☆の目を出せば
勲章ボーナスなのです
それにこのセクター(戦場エリア)では、ラウンド毎に【兵士:-3】です
勲章ボーナスに成功しようと失敗しようと、ダイス目の資源は受け取れますつまりすでに〔兵士+3〕は保障されてるわけです。初期資源と合計して〔兵士:7〕はあるので2ターンは耐えられると・・・
よし、やろう!みんなオレについて来い!
2回振りなおした結果
失敗・・・◆フェイズ2・補給
〔ドクロ〕で〔勇気〕をチャラにして、残りの目は資源メーターに記録します(トホホ
レンチの目は〔工具〕で、アイテムポイントになりますが個数対応ではありません
工具の目1個は1ptですが、2個で3ptとなり、3個で6pt、4個で12個pt、と倍々に増えていきます
(工具6個で48ptになりますが、7個以降は+24ptづつに増えます)

そして
部隊駒の表示面を進めるのは、このフェイズです
〔>>〕2シェブロンになりました
これはターン数を表してます
◆フェイズ3・配属お買い物フェイズです
ここでは資源コストを支払ってスペシャリストやアイテムを配備することができるのですがスペシャリストを配属するための〔☆〕や、アイテムを拾ってきて配備する〔アイテムポイント〕がほとんどないので、なにも買えません
「ドミニオン」でお金カードがまったくドローできなかったようなものです
◆フェイズ4・移動先に進めば進むほど激戦区となるので、
なるべく深い地点で資源を蓄えるのがセオリーです
勲章ボーナスを狙ったために思うように資源が増えなかったのはあきらかに作戦失敗です
大丈夫でしょうか、この指揮官はということで、ここはステイ
◆フェイズ5・戦闘DEF値が3なので、兵士を3減らします。まだ余裕・・・
<ターン2>
◆フェイズ1・ダイスロール
おおっ、
兵士1ボーナスを確定!兵士1ボーナスは、
さらに兵士+4され、さらに他の仲間の部隊にも兵士+4するという効果です
今回はソリティアなので、部隊への+4も自分の部隊に加算されます
惜しいことに、もう1個の
■ダイスも〔兵士2〕だったら兵士2ボーナスになりました
兵士2ボーナスはさらに兵士+6されます
今回はダイス目で兵士8とボーナスで〔+4+4〕されます
合計兵士+16!大量雇用に成功しました!
さすがに頼れる指揮官です!1ターンめの失敗を取り返しました!
◆フェイズ2・補給とはいえ、兵士しか増えてないのでお買い物ができないのは同じ
とりあえず部隊駒〔>>>〕にします

3シェブロンの後は〔⇒〕の表示面になります
この面になったら移動フェイズで必ず移動しなければなりませんそして
そのとき移動できなかったら敗北です!移動するためには侵入コストとして〔勇気〕を支払います
第1セクターから上に進むには、〔勇気:1〕がコストで必要です
いま資源メーターの〔勇気:0〕なので、
次のダイスロールでは絶対に〔勇気〕の目をださなければなりませんいきなり尻に火がついてしまいました!本当にこの指揮官に付いて行って大丈夫なのでしょうか
フェイズ3から5までは変わらず
兵士をさらに3減らして次のターンへ
<第3ターン>ダイスロールで〔☆〕が2個出たのでスペシャリストの
〔伍長〕を買いました
〔伍長〕は
「最終結果のダイス1個を振りなおせる(ロックは不可)」という使える能力です
スペシャリストは1ターンに1枚しか配属できないので、この〔伍長〕はなるべく早いタイミングで配属しておいたほうがいいでしょう
部隊駒が〔⇒〕になりました
つまりこのターンの移動フェイズで必ず前進(もしくは隣のエリアに横移動)しなければなりません
というわけで部隊駒、前進!(〔勇気1〕コスト)
前進するとシェブロンは〔>〕に戻ります
しかしこのセクターのDEF値は黒い盾アイコンになってます
これは1ターンしか留まれないという意味です
ですから部隊駒を黒盾の目にします
フェイズ5・戦闘は前進先で処理されるので
兵士6減です。波打ち際の2倍の被害!
<第4ターン>ダイスロールで
〔☆〕ボーナスを得ました

これは
「あなたの選んだ白の目を1つ、最終結果に加える」という効果です
これの意味が、英文ルールを読んでもよく判らなかったのですが、ルールの他の個所かカードテキストの説明で”架空のダイス目を”という言い方をしていたので、これは
ダイスロールの最終結果に架空の白のダイス目を加える、という意味だとおもいます
例えば最終結果で残りの3個のダイスの赤と青は同じ目だったのに白が別の目だった場合、☆ボーナスによって架空の白ダイスを追加することによって
もう1つRWBボーナス役を作ることができるのです
ルール説明の
「これによって別のRWBボーナスを発動させる」というのはこの意味だったのでしょう
だいたいのRWBボーナスにはいくつかの効果があり、そこから1つを選んで発動させます
☆ボーナスの場合は、もう1つ
「他の部隊に+2勇気」があります
架空の白ダイスを使ってもう1つRWBボーナスが作れそうにないので、自分の資源メーターに追加で【勇気+2】にします
そしてこのセクターは
最終結果に☆の目を追加できるサービスがあります(色はない)
これで☆の資源が4つ増えたことになります
さてセクターを移動するには勇気の進軍コストの他に
移動条件がある場合があります
まず、現在のセクターは次の移動フェイズで強制的に前進させられるので、あらかじめ必要条件を満たしていなければなりません
現在のセクターから右前方は
地雷がある上にDEF値が8もあります
そこで中央に移動するつもりですが、ここに進軍するには
部隊に伍長か英雄を持っていなければなりませんあらかじめ「伍長」を配属しておいたのは、ここへ進む意味もあったのです
そして「衛生兵」を配属しました
「衛生兵」は兵士が減る場合に、1兵士分救います☆コストは4と、ちょっとお高いですが部隊には絶対に必要なスペシャリストです
強制移動した後は、そのセクターでの戦闘処理です

この中央エリアはDEF値こそ4ですが、
MGFアイコンが付いてます
これはダイスを1個振って、その出目だけ追加ダメージを受けるということです
両隣のエリアのDEF値は8ですが、もし追加ダメージでダイス目が5や6だと両隣よりもダメージがでかくなります
しかもここは
ダイス目で6を出すと特殊ダメージとして、
配属しているスペシャリスト1枚をディスカードしなければなりません一端ディスカードされたスペシャリストはもう二度と部隊には戻ってこないのです
しかし所詮はダイスです
要はダイスで1を出せばいいのです

・・・厳しい結果です
兵士を9、失いましたダイス目6がでなかったのがせめてもの救いでしょうか
<第5ターン>おっ、兵士2ボーナスとアイテムボーナスを成功させました!
兵士2ボーナスは追加で+6兵士なので、全部で兵士+12です
10兵士単位でガシガシ削られる最前線では、大量雇用は必須です
そしてアイテムボーナスですが、このゲームではポイントを支払えばいつでも購入可能な通常アイテムがありますが、
シナリオによって登場する特殊アイテムもあります
特殊アイテムは、このアイテムボーナスを完成させないと購入できませんというわけで特殊アイテム
『防弾チョッキ』を購入装備

アイテムは使うタイミングが明記されていない限り、いつでも好きなときに使用できます
『防弾チョッキ』は
「1ターン、全てのMGFを無視する」という効果で、もし致命的な追加ダメージを受けたときに使うことができるのです
特殊ダメージも無効となるのでスペシャリストを守ることもできます
ただし
アイテムは基本的に使い捨てです
使うタイミングが重要です
さらに☆コストを支払って、
特別スペシャリストを買ってきました
特別スペシャリストはやはりシナリオごとに登場するカードで、通常のスペシャリストと同じようにいつでも買ってくることができます
今回は
『デコイ』。伍長や救護兵を失うようなことになったときの
身代わりです

移動はしないので戦闘処理
MGFの追加ダメージは・・・
1!
さすが、ここぞというときに
頼りになる指揮官です!〔>>>〕になってるので、強制移動も近いです
次のセクターではスカウトか地雷処理兵を犠牲にしなければならない、という条件が付いてます
現在のエリアには伍長が部隊に必要でしたが、赤でバッテンとなっているのはそのスペシャリストをディスカードしなければならないという意味なのです
ですから早めにどちらかを配属しておかないといけないのですが・・・
<第6ターン>おっ、
またもや勲章ボーナスリーチです

これは罠です
今は少しでも兵士を増やし、敵の十字砲火に備えるべきなのです
しかし伍長がいるので、あと3回のうちに白ダイスで☆を出せばいいのでは・・・
いけそうかも
「指揮官!ここは兵士を増やしましょう!」
「いや、前進コストもわずかです。ここは勇気を増やすべきです!」
「火炎放射器があれば戦闘に有利です!ぜひアイテムポイントを!」コンコロリン
コンコロリン
コンコロリン
出た!勲章ボーナス!ここぞというときの勝負強さは、さすがです!指揮官!
ダイスのボーナスで獲得するので、勲章カードを全部確認して選べます
今、使えそうなのは
「移動フェイズで2前進できる」か「アイテムを無料で装備できる」というカードのどちらかです

「2前進」カードは兵士や装備がそろっていれば、いっきに敵のバンカー(陣地)を陥落できそうですが、今はちょっと無理そうです
そこでアイテム無料券を使って
『火炎放射器』を買ってきました
これは20ポイントもするので高くて買えなかったのです。戦争は金がかかります
しかし英雄的な活躍により勲章を授与され、火炎放射器がプレゼントされました
これは
「敵のバンカーのDEF値を-10にする」という効果です
最終突入するときに非常に頼りになる武器です
これでこんがりと小麦色に仕上げてあげまっしょい


前方のセクターの移動必要条件で、部隊にスカウトがいなければなりません
ということで「スカウト」を配属します
そしてこのスカウトは犠牲にならなければならないのですが、そのためにデコイを配属してあります

そしてMGFダイスが
・・・5!セクターDEF値と合計して
兵士15の被害です!(実際は衛生兵の効果で被害14となる)
もちろん防弾チョッキを使用してもいいのですが、できればこの先で使いたいところ
うーん、難しい判断が求められます
ガッツリ減って、残り兵士(ライフ)が5!
もちろんこのままでは野垂れ死になので、兵士を増やさなくてはなりません
<第7ターン>■☆と兵士2をロック(強制固定)して、残りの4個をなるべく兵士の目が出るまで振りなおします
最終結果
ドクロが3個!
最悪!
伍長の効果でドクロ1個を振りなおして・・・
おお!兵士2!うわっ、兵士2ボーナスができたのですがドクロで2個がキャンセルされます
せめてドクロが1個だけなら☆をキャンセルして兵士2ボーナスが確定したのですが・・・そしてもしスペシャリストで「一級狙撃兵」がいれば、ドクロを1個除去できました

結局、兵士を4しか増やせませんでした
兵士9では足りません。伍長と救護兵を足しても11です。これならDEF値で10削られてもまだ生き残ります

MGFの追加ダメージは『防弾チョッキ』でキャンセルします
さすがに青息吐息になってきます。桃色吐息ならあなたに抱かれてこぼれる花になりそうですが、いまはそんなくだらないことを言ってる場合ではありません
次のダイスロールで必要十分な兵士を雇用しなければ・・・終わりです
<第8ターン>
終わりました
<戦いすんで>オマハビーチ攻略は失敗に終わりました
さすがに
ドクロ3個は大打撃でした
しかし
■□
■でドクロ3個ならボーナスになります
役になったときはドクロの打ち消し効果は無効になるのですが、1投目で
■ダイス2個をロックした時点で、RWBボーナスは不可能になったのも失策です
このゲームで地雷を通る場合は単純にダイスを振ってダメージを受けます。しかしスペシャリストに「地雷処理兵」がいるので、まだ対処できます
ところがMGFの追加ダメージはアイテムによって無効果にできますが、
アイテムは使い捨てです
スペシャリストのように、
永続的にMGFのダメージを軽減してくれる手段はない、ということがよく解かりました
(唯一、『戦車』に乗っていればMGFダメージを
-2にしてくれますが)
敵のトーチカまで、あと一歩でしたが、届かなかったその1歩は、判断ミスの積み重ねでもあります
しかし我々はあきらめないでしょう
あの丘に、勝利の旗を建てるまではあしからず