教会で立てこもり 男の身柄確保し逮捕 女性を保護

2月19日 5時22分

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１８日夜、千葉県佐倉市の教会で、３６歳の男がカウンセラーの５１歳の女性１人を人質にして立てこもり、１９日朝、警察が教会の中に突入して男を確保し、監禁の疑いで逮捕しました。女性は保護されてけがをしていますが、意識はあり、命に別状はないということです。

１８日午後８時半ごろ、千葉県佐倉市王子台にある「佐倉王子台チャペル」で、男が刃物やバットを振り回して男女３人にけがをさせたうえ、カウンセラーの５１歳の女性１人を人質にしてナイフを持って教会の中に立てこもりました。
警察は教会関係者を通じて説得に当たっていましたが、発生から８時間余りがたった１９日午前５時ごろ、捜査員らが教会の中に突入し、男を監禁の疑いで逮捕しました。警察によりますと、逮捕されたのは千葉県佐倉市の小田部大輔容疑者（３６）で、確保されたとき、包丁のような刃物を持って１階の祭壇の前にいたということです。
女性は保護され、けがをしていますが、意識はあり、命に別状はないということです。また、両親と教会関係者の３人は教会から逃げ出し、頭などにけがをしていますが、命に別状はないということです。
警察の調べによりますと、当時、教会には小田部容疑者の両親とカウンセラーの女性、それに教会関係者の男性の４人がいて、小田部容疑者を交えてカウンセリングをする予定でしたが、後から現れた小田部容疑者がカウンセリングが始まってすぐ、いきなりリュックサックの中からバットを出して振り回したということです。警察は事件のいきさつなどを詳しく調べています。