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順天堂大 パーキンソン病治療でiPS細胞バンク設立へ2月19日 4時29分
パーキンソン病の患者3000人からiPS細胞を作り出し、まだ解明されていない病気の詳しいメカニズムや新たな治療薬の開発を目指す「iPS細胞バンク」を、順天堂大学のグループが設立すると発表しました。
パーキンソン病は、脳の神経細胞に異常が起き、手足が震えたり動作がぎこちなくなったりする難病で、症状を和らげる対症療法が行われていますが、根本的な治療法はなく、詳しい原因も分かっていません。
順天堂大学の研究グループでは、病気の詳しい原因を解明し、新たな治療薬を開発しようと、パーキンソン病の患者3000人に協力を求め、1人1人からiPS細胞を作り出して保管する「パーキンソン病iPS細胞バンク」を設立することになりました。患者のiPS細胞から神経細胞を作り出せば、実験室のシャーレの上で、脳の中で起きているパーキンソン病の病態を再現できるため、病気のメカニズムの解明や新薬の開発などが大幅にスピードアップできると考えられています。
順天堂大学の服部信孝教授は「患者によって原因が多様なパーキンソン病で、最も重要な要素は何なのか。多くの患者の細胞を調べることで分かってくると考えている」と話しています。
順天堂大学の研究グループでは、病気の詳しい原因を解明し、新たな治療薬を開発しようと、パーキンソン病の患者3000人に協力を求め、1人1人からiPS細胞を作り出して保管する「パーキンソン病iPS細胞バンク」を設立することになりました。患者のiPS細胞から神経細胞を作り出せば、実験室のシャーレの上で、脳の中で起きているパーキンソン病の病態を再現できるため、病気のメカニズムの解明や新薬の開発などが大幅にスピードアップできると考えられています。
順天堂大学の服部信孝教授は「患者によって原因が多様なパーキンソン病で、最も重要な要素は何なのか。多くの患者の細胞を調べることで分かってくると考えている」と話しています。