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 インドで18日、地元新興企業が、251ルピー(約420円)という格安スマートフォンの予約受け付けサイトを開いた。地元メディアは「世界最安スマホ」と報じる一方、本当に発売されるのか疑問視する声も相次いでいる。

 予約を受け付けるのは、昨年設立されたベンチャー企業リンギング・ベルズ社の「フリーダム251」。予約サイトによれば、基本ソフト(OS)はアンドロイドで3G通信。液晶画面は4インチで、320万画素のカメラがつく。同社は「商品は6月末までに送る」としているが、サイトは18日午前中の段階で「アクセス殺到で処理能力を超えた」として受け付けを一時中断したと表示されている。

 インドでこれまで最も安かったスマホをはるかに下回る激安ぶりに、複数のインド紙は「政府の補助金でも受けない限り原価割れ」と報じた。インド携帯電話協会は18日、「異様に安い」として調査を求める書簡をプラサード通信相に送った。(ニューデリー=貫洞欣寛)