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「男が暴れて人質取る」…佐倉のキリスト教会

男が人質を取って立てこもっている教会=千葉県佐倉市で2016年2月19日午前0時7分、徳野仁子撮影

 18日午後8時半ごろ、千葉県佐倉市王子台1の教会「佐倉王子台チャペル」で、「男が暴れて人質を取って立てこもっている」と110番があった。県警佐倉署によると、教会内には当時、男のほかに男女4人がおり、男は女性1人を人質にして立てこもった。逃げた3人のうち2人が軽傷を負った。

     捜査関係者によると、立てこもったのは市内に住む30代の男。以前から教会に出入りし、暴れることがあったことから、この日は男と両親、教会幹部の男性、カウンセラーの女性の計5人で、今後について話し合う予定だった。

     男が突然「何笑っているんだ」などと叫び、果物ナイフやバットを持って襲いかかってきたため、両親と教会幹部は外に逃げ出したが、女性カウンセラーが教会内に取り残された。同署は女性を解放するよう説得している。男が薬物中毒との情報もあるという。

     消防によると、逃げた3人のうち父親と教会幹部の2人は、頭などに軽いけがをし、病院に搬送された。

     近所の60代男性は午後9時前ごろサイレンを聞いて外へ出た。現場周辺にパトカーや救急車が集まっていたといい「普段は閑静な住宅街なので驚いた。何があったか分からず不安だ」と話した。

     現場は京成臼井駅の北東約300メートルの市街地。【岡崎大輔、川名壮志】

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