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国境なき医師団 シリアの病院空爆で調査要求へ
2月18日 23時00分

国際的なNGO「国境なき医師団」は、内戦が続くシリアで、支援する病院が空爆を受けて医療スタッフや患者が死亡したことについて、実態を解明するため、国連機関などに対し独立した調査を求める方針を示しました。
シリア北西部のイドリブ県では、今月15日、国際的なNGO「国境なき医師団」が支援する病院が空爆を受けました。これについて、「国境なき医師団インターナショナル」のジョアンヌ・リュー会長は18日、スイスで記者会見し、医療スタッフや患者少なくとも25人が死亡したことを明らかにしました。そのうえで、「スタッフからの報告だけでは実態を把握できない」と述べ、空爆の実態を解明するため、国際的な機関に対し独立した調査を求める方針を示しました。
ただ、リュー会長は、去年からことしにかけてアフガニスタンやイエメンで「国境なき医師団」が支援する病院が攻撃を受けた際、スイスに本部を置く国際機関「国際人道事実調査委員会」に調査を要請したものの、当該国に受け入れを拒まれたことを挙げ、今回は国連機関などに調査を依頼することを検討しているとしています。一方、リュー会長は、シリアで去年1年間に「国境なき医師団」が支援する63の医療施設が攻撃を受けたことも明らかにし、病院などに対する空爆をやめるよう強く訴えました。

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