2016-02-18

「私のことはいから

20代の頃に知り合った、面倒見のよいお姉さんキャラだった友人。

いつだって自分欲望は優先せず、

「私はいから⚪︎⚪︎ちゃんやりなよ」

「私のことはいから●●ちゃんが行きなよ」

と、周りの人を立ててくれていた。

こんなに他人思いの優しい人なんだから、きっと幸せになるだろう。

そう思っていた。


月日は流れ現在40歳を過ぎた彼女は未だ独身

実家病気のご両親のサポートをしつつ、

家のことも親の世話も一切しない同居のご兄弟に代わって家事を切り盛りしている。

そのこと自体はとても立派なことだし、尊敬に値するとは思う。

だけどSNSには仕事と家庭の文句愚痴ばかり。

毎年「今年こそは婚活する!」と意気込んでるけど、実際に活動してる様子はないし、

それ以前に彼氏ができたこともないようだ。


別に恋人ができることや結婚出産することだけが幸せだとは思わない。

だけど、「私のことはいから」と自分卑下して遠慮ばかりしていたら、

何も欲しいものを手に入れられないし、誰かが見つけてくれるわけでもない。

奥ゆかしさは美徳かもしれないけど、ある程度は自分欲望に忠実にならないと、

幸せというのはつかめないのではないかな。


文句愚痴ばかりたれ流すおばちゃんにならないためにも

自分を大切にすることは大事なことだと心に刻んでいる。

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