2015-12-26 22:31:50
こんばんは。
更新が遅くなってすみません。
スケジュールが立て込んでいて、
年末らしい日々を過ごしています。
今年出来ることは片づけて
新しい年を迎えたいものです。
さて、今日は先日お伝えした通り、
撮影中のエピソードについてお話ししましょう。
撮影は国内で行われました。
訓練機関の教室など一部はセットが作られました。
しかし作品の性質上、CGを使用することがあるため、
セットが無いなかで演技することも多かったです。
グリーンバックと呼ばれる撮影技術で合成するわけですが
そこにないものを、あるように見せなければなりません。
合成した際に、違和感が出ないように
細心の注意を払います。
監督からの指示などを頼りにしつつ、
自分の頭の中で完成した映像をイメージしながら演じます。
これが想像以上に難しく、
どんな演技が正解なのか自分で掴めずに
苦戦した記憶があります。
なにか1つずれたら、
全てが嘘に見えてしまうのではないか。
その世界観に存在していないように映るのではと
不安になったものです。
特殊な撮影である上、
ヒューマノイドアームズに乗った状態のシーンは
常に1人で演技しなくてはなりません。
相手が見えるのはモニター越しとなるため
目の前に仲間はいません。
彼らがどんな演技をするのか、
タイミングやニュアンスなどを考慮して行います。
自分の撮影の前に他の仲間が演じていれば
それを参考にすることも出来ますが、
そうでない場合は想像に頼るしかありません。
なので、自分のシーンの撮影以外も
仲間の演技を見るために出来る限り立ち会っていました。
それは四ノ宮さん、愛島さんも同じです。
お互いに相談しあい、支え合うことで
1つの作品を作り上げることが出来ました。
CGが合成され完成された映像を観た時は
言葉にはできない感動におそわれました。
ポラリスの世界の中で
登場人物が息をしていた。
そう思うことができ、
努力が報われた気がしました。
近いうちに皆さんにも
その成果を観て頂けると思います。
楽しみにしていてください。