今日は久しぶりのオフでしたので
午前中は家で片づけをしていました。

映画の撮影のために集めた資料や台本のメモなどに目を通し
公開に向けて、気持ちを新たにしていました。

最近は仕事で撮影の話をする機会が多いので
あの頃のことをよく思い出します。

その中でも特に印象的だったのは
ポスター撮影です。

もちろん本編撮影に関するエピソードも
思い出深い物がたくさんありますので
それは今度ご紹介します。

さて、ポスター撮影についてですが
全てのシーンを撮り終わった後に行われました。

トキヤ・イチノセという役の集大成として
撮影に臨んだわけですが、写真１枚で世界観を表現するのは
とても難しいことです。

登場人物たちの未来を暗示するような１枚にしたい
というオファーがあり、最初はとても悩みました。

本編には描かれていない部分でもあり
彼の未来についていろいろ考えました。

私なりの希望も含めて
明るい表情を心がけました。

あまり撮影された写真の確認はせず、
その場の流れや感情に任せて自然と出てくる表情を
とらえてもらいました。

最終的に１枚に絞られた写真を見た時
自分でも驚きました。

こんな表情、
自分でも見た事がありません。

周りの方からも
最高の表情だと評価を頂きました。

撮影中は感情を抑える演技が多く、
時折見せる表情も負の感情の方が多かったため
その反動であの笑顔に繋がったのではないかと思います。

映画を観終わった後に
もう一度ポスターを見ると
より作品を楽しめるのではないかと思います。

次回は撮影中のエピソードについて
お話しようと思います。

では。