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インスリン注射し殺害か 男を逮捕2月18日 17時17分
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だまし取った金の返済を免れるため、知り合いの広島市の大学生を殺害したとして、広島県安芸高田市の43歳の男が強盗殺人の疑いで逮捕されました。警察は、供述や遺体の状況から、インスリン注射などで意識をもうろうとさせて、浴槽に入れて殺害したとみて捜査しています。
去年6月、広島市安佐南区のアパートで、水を張った浴槽の中で、この部屋に住む大学生、佐藤裕樹さん(24)がうつ伏せで死亡しているのを家族が見つけました。
警察が調べたところ、死因は分かりませんでしたが、体内から抗うつ剤やインスリンが検出され、警察は佐藤さんの交友関係などを捜査していました。
その結果、佐藤さんから100万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕、起訴された広島県安芸高田市の無職、山本勝博容疑者(43)が、だまし取った金の返済を免れるために殺害したなどとして強盗殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し、「返すようしつこく迫られたので殺そうと思い、抗うつ剤を飲ませたあとインスリンを注射し、浴槽に入れて殺害した」と供述しているということです。
山本容疑者は、佐藤さんとは6年前、同じ病院に入院中に知り合ったと説明しているということです。
警察は、薬物で意識をもうろうとさせて殺害したとみて、いきさつや詳しい動機について捜査しています。
警察が調べたところ、死因は分かりませんでしたが、体内から抗うつ剤やインスリンが検出され、警察は佐藤さんの交友関係などを捜査していました。
その結果、佐藤さんから100万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕、起訴された広島県安芸高田市の無職、山本勝博容疑者(43)が、だまし取った金の返済を免れるために殺害したなどとして強盗殺人の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、調べに対し、「返すようしつこく迫られたので殺そうと思い、抗うつ剤を飲ませたあとインスリンを注射し、浴槽に入れて殺害した」と供述しているということです。
山本容疑者は、佐藤さんとは6年前、同じ病院に入院中に知り合ったと説明しているということです。
警察は、薬物で意識をもうろうとさせて殺害したとみて、いきさつや詳しい動機について捜査しています。
インスリン 抗うつ剤 健康な人に使うと
薬剤師によりますと、インスリンは糖尿病の患者が血糖値を下げるために使われる薬剤で、抗うつ剤はうつ病の治療に使われる向精神薬の一種です。
インスリンを健康な人に注射すると、血糖値が下がりすぎて意識を失うことがあります。
また、抗うつ剤の中には、服用すると副作用として眠気が強くなり意識がもうろうとするものがあるということです。
いずれも医師の処方を受けて使われる医薬品で、一般的には、処方箋があれば薬局で購入して自宅に持ち帰ることができます。
殺害された佐藤さんが、これらの医薬品を処方されていたかどうかは分かっていませんが、医師の処方がないまま、健康な人が両方を同時に使用すると、意識に問題が生じる可能性があるとしています。
インスリンを健康な人に注射すると、血糖値が下がりすぎて意識を失うことがあります。
また、抗うつ剤の中には、服用すると副作用として眠気が強くなり意識がもうろうとするものがあるということです。
いずれも医師の処方を受けて使われる医薬品で、一般的には、処方箋があれば薬局で購入して自宅に持ち帰ることができます。
殺害された佐藤さんが、これらの医薬品を処方されていたかどうかは分かっていませんが、医師の処方がないまま、健康な人が両方を同時に使用すると、意識に問題が生じる可能性があるとしています。