都内沿岸部人口増加地域在住、俺自営、嫁大手勤務、娘現在8か月。
2年前に開業したばかりで園内は広くてピカピカでトイレまで清潔。食事も美味そうだし保育士さんも感じがいい。園医も常駐なので、ニュースでやってる無認可園での保育事故なんて「どこの途上国の話ですか?」みたいな感じ。
立地はうちのタワマンから地下道通って徒歩1分。毎朝雨にぬれず通園できる。われわれ夫婦の仕事への影響は最小限にとどまる。
ちなみにうちの区は昨年データで待機児童100人以上、今年は未統計だけどもっと増える見込み。
自分たちで言うのもなんだけれど、わが家は比較的激戦区での保活勝ち組である。
---
都内における保活問題はイチから説明すると面倒なので、気になる人は下記あたりを読んで各自で調べてくれ。
『「子育て」という政治 少子化なのになぜ待機児童が生まれるのか?』
【連載】「保活」必勝法
http://news.mynavi.jp/series/hokatsu/001/
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=7260&n_cid=DUALTW03
日本社会で生まれ育った者としては信じられない話だが、こと都内の一部の地域の保育園事情については、普通に働いて普通に家族持って普通に税金治めている真面目な一般人が、払っている税金に対して当然受けられてしかるべきごく普通の行政サービスを受けられないという驚くべき現実がある。
そして、認可保育園(要するに普通値段で安心して保育が受けられる保育園)入園に失敗すると、利用料金が高額で(かつ環境劣悪な例も少なくない)未認可園に入れるか、奥さんが会社辞めて=キャリアを捨てて家で育てるかの事実上の二択を余儀なくされる。
他の事例に強引に置き換えて言うと、運転免許の更新に関する行政が機能不全に陥っていて、個々人が自己責任のもとで綿密な情報収集をおこなって裏技を駆使しないと、普通に免許の更新が受けられない。。。。というくらい、メチャクチャなことになっているのだ。
こと保育関連については、この国を「日本」だと思ってはいけない。東南アジアか中南米の行政糞国家の住民になったつもりで対策を立てた方がいい。
事実上、この国では首都で子どもを産み育てることは罰則の対象だ。マジで日本死ね。
うちは夫婦ともに海外(非欧米圏)での駐在経験があったので、国家の政策や行政のケア能力や社会のセーフティネットを最初から信用しておらず、かつ地味な情報収集やかゲームの裏技探し的な作業が夫婦共通の趣味だったことで勝てた感じである。
保活は各地区や各家庭環境によって動き方が異なるため絶対の解はない。だが、不幸にも子どもを生んだせいでこの糞国家と糞行政に自分の人生を壊されたくない人のために、うちが保活の各段階で何を意識して、何をやっていたかをここで書いておこうと思う。
---
◆妊娠前
・妊娠を検討する段階から情報収集を開始。保活問題を扱った新書や新聞記事を読んで、保活失敗時のリスクを知っておいた。上記の『子育てという政治』のほかに、結婚妊娠後の女性のキャリアについては『育休世代のジレンマ』amzn.to/1vgGFwV なんかも参考になった。
・子どもの産まれ月によって入園難易度が大きく変わる超絶糞仕様なので、4月から8月までに生まれるように仕込み時期を調整。出産時期が予定日を過ぎる可能性も考えると11月上旬までに仕込んだ方が安心して妊娠ライフを送ることができる(※これかなり重要)。
・優先度は高くないが、可能ならば地域の地方議員(特に比較的若いママ議員。革新系に限らず、たまに子育て政策に熱心でまともな人がいる)の選挙運動を手伝うなどしてコネをつくっておく。私たちの場合は結果的に役には立たなかったが、万が一のお守りになるかもしれない。親戚や知人に共●党や公●党の偉い人がおり、保活の上で確実に高いメリットがあると判断できたなら、思い切って入党する手もあるかもしれない(うちは知り合いにいなかったのでやらなかったが)。自分の家族を守るためならマルクスでも法華経でも頼る覚悟が必要だ。
---
◆妊娠初期
・妊娠が判明し、両親への報告と産婦人科受診が終わったら、すぐに区役所の保育園関連課(名称は各区で違う)詣でを開始。赤ん坊がミリ単位のおさかな生物状態のときから動く。
・この段階では区役所側もヒマなので、早めに動いている人は歓迎される。こと保活問題に関して、日本国家と地方行政はわれわれの人生を破壊する最低のゲスどもだが、その怒りや恨みを末端の小役人にぶつけてはいけない。恫喝などはもってのほか。むしろ、誠意ある態度で手続きについて教え請い、好感を持たれるようにこちらの顔と名前を相手側に刷り込む。
・うちは当方の存在を相手に強く印象付けるため、あえて夫婦で区役所詣でをおこなった。ただし夫以外の保育能力を持つ人間(例.近所に住んでいる嫁側母親など)とは絶対に一緒に行ってはけない。区役所側から、この人はいざとなれば保育園に入れなくても大丈夫なのだと思われてしまう。
・複数回の接触を通じて、保育園関連の実質的な権限と知識を持つ職員(役職が高いとは限らない)を特定し、その相手との良好な人間関係を重点的に築くように努める。
・現代の日本では地方自治体のヒラ役人への賄賂は一般的ではなく、むしろ民間人側がそういう素振りを見せるとマイナスだ(と思う)。
・他の行政糞国家と違って札束攻勢が通じないため、とにかく相手がヒマなときに接触回数を増やして篭絡するほうがいい。日本人は実利的な利益がなくても情実のある長期的な人間関係が成立すれば相手に便宜を図る傾向がある。
・結果、わが家は上記の職員から、保育点数を増やす上で合法の範囲内だが際どい裏技をリークしてもらった。ただ、ここで下手に具体的な方法を公開して行政側に対処法を立てられると困るし、他の地区でも通用するかも不明なので、ここでは書かない(ヒントは「待機児童」「6ヶ月」「故意」)。
---
◆妊娠後期
・安定期に入ったら、地域内の保育園見学を開始する。見学は出産後でもできるが、乳飲み児を抱えていくつも施設を回るのは厳しいため、比較的自由に行動できる妊娠後期に動いた方がいい。
・産休に入れば時間の余裕もできる。あと、子どもがおなかとか蹴るようになるので愛情がモチベーションになる。
・自分の子どもを通わせたい認可保育園だけではなく、遠くの認可園や、認可外園も見ておくといい。現場を見たうえで、豪雨の朝に十キロ遠くの園に送り届けてから出勤する苦労や、ガード下の飲み屋やコンビニを改装しただけの劣悪な認可外園(しかも埃だらけで不衛生。保育士さんもヤンキー並み。なのに認可より高い)などの豚小屋施設にお腹の子どもを預けるリスクを想像すれば、本気で対策しないとマジでヤバいという実感が高まる。
・もっとも認可外園のなかには、運営上の柔軟性を保つためにあえて認可申請をおこなわず、エリート教育をやってくれるハイレベルな園も存在する。通園は高価だが、もしもの落選時に備えて下見しておくとよい。実は上記の豚小屋とそう大きく値段が変わらない場合もあったりするのだ。
・ちなみにわが家は保育園の下見もできるだけ夫婦で行った。正直、参入障壁が異常に高い他業界の実態を目で見られたことで、結構勉強になったのは事実である。
・ママ友を作る。同年代よりも、保活のライバルにならない(情報を利害関係なく教えてくれる)1~2歳年上のママがいい。見学先の保育園や地域の赤ちゃん天国、昼間のファミレスなどで情報源を開拓する。これは出産後も継続だ。
・まずは合法的な範囲内で入園点数を最大限まで上げるため、綿密な調査と準備をおこなう。自分たちでも気づかなかった点数アップの要素が隠れていたりするので、掘り起こしにつとめる。
・夫か妻が非正規雇用、無職状態、在宅勤務とかだと保育点数が不足するので、あらゆる手段を通じてポイントを上げないと入園が難しい場合がある。
・わが家は結果的にベースの点数をマックスにできた&バフ用の合法的な裏技を講じられたので、下記は検討のみで採用しなかったが、点数が足りなければ手段は選ばない予定だった。例えば保活の非激戦区への引っ越し(ただし行政との人間関係や蓄積した情報がリセットされるリスクはある)、偽装離婚、俺が近所に安いアパートを借りて偽装別居、夫か妻の近視や乱視が強ければ障がい者申請、心療内科でうつや適応障害の患者にしてもらう(病院によっては簡単に診断書を出す)などの方法で、手元のカードを最大限に強化できる。
・夫のDV偽装はかなり強力な保育点数のブーストが可能だが、これをやると社会的リスクも跳ね上がる(フリーランスや経営者など、リスクを気にしない仕事向き)。ただ、夫をDV設定にすると夫が園のお迎えに行けなくて非常に不便なので、最後の手段にしておきたい。
・ちなみに、上記の偽装関係はすべて自己責任。糞国家と糞行政が相手とはいえ、検討する場合は法的リスクについてしっかり調べておくこと。
---
◆出産後
・出産したら、再び市役所の担当職員に子どもを連れて詣でる。うちは退院の足でそのまま夫婦で市役所に行き、「○○さんに子どもを見せに来ましたー」と生後7日の娘を見せて、娘の名前を相手の記憶に擦り込ませた。
・上記に記した際どい裏技の準備を始める。出産直後で24時間子どもが泣こうと、夫婦ともに体力の限界に達しようと断固としてやる。
・数か月後、裏技の仕込みが終わったら、正規の入園書類作成をおこなう。できるだけ早めに作成し、可能ならば窓口が込む前に市役所の担当職員のもとに行って、これで不備がないか確認してもらうとよい。
---
。。。。さてさて、以上の経緯を踏んだことで、わが家は無事に第一志望の園に子どもを送り込むことができた(マジで)。俺と嫁の幸せな人生と、娘の健やかな成長を、日本国家と行政による魔の手から守り切ったのである。一家三人、晴れて一億層活躍社会の仲間入りだ、日本国民としての公民権をゲットしたんだぜ。やったね。。。。
ってえええええええええええ、ふざけんなボケ!
なんで、たかが家の隣にある普通の保育園(高級私立でもなんでもない)に娘を入れるだけのことで、こんな一家総動員体制を敷かなきゃならねえんだよクズが!
この手の話題になると選挙行けとかしたり顔で言い出す頭でっかちのバカがいるけど、夫婦の2票で何か変わるのか?何も変わりゃしねえよ!
デモやれって?普通に行政サービス受けるために警察にマークされてネットで叩かれて仕事失うリスク背負えってか?自分の生活が壊れるじゃねーか。意味ねえよ。
じゃあ、テロとかクーデターとかやってみるか?たかが保育園のために?無理だろ?
ええ、わが家は安全安心な保育環境が整ったので夫婦でバリバリ働いて稼ぎますとも。
で、娘にちゃんとした教育受けさせて、将来本人が望むなら他の国でも平気で生きられる子にしてあげますとも。
ジジババに金ばらまくだけで子どもを育てる気がないクズ国家に二十年後や三十年後の未来があるとは思えないし、かわいい娘にそんな国で生きる選択肢しかない人生を与えるのはまっぴら御免だからな。
ニュース23でやれクソ雑魚ナメクジ
これが反論になると思ってるんだからネトウヨの頭にはうんこが詰まってる
やっぱ自分たちも親から存分に愛情やら教育やらを授けて貰ったからそれを繋げないと、みたいな感じなん?