葉山町議が覚せい剤　トンデモ弁明「警察がポケットに入れた」

　神奈川県警は１７日までに、覚せい剤取締法違反（所持）容疑で、神奈川県葉山町堀内、同町町議細川慎一容疑者（４１）を現行犯逮捕した。「この覚せい剤は私のものではない」と否認している。逮捕容疑は１６日、横浜市中区末吉町１丁目の路上で、覚せい剤１袋（約０・６５グラム、末端価格約４万５０００円相当）を所持した疑い。

　県警によると、細川容疑者が同日夜、横浜市内で密売人とみられる男と接触したのを捜査員が確認。身柄を確保したところ、スーツの内ポケットからむき出しの注射器１本と覚せい剤が見つかった。細川容疑者は調べに対し「警察が入れたのではないか。信用できない」と話し、採尿を拒否したという。県警は、覚せい剤の使用も視野に調べる。

　町議会事務局などによると、細川容疑者は２００５年から数年間、江田憲司衆院議員の公設秘書などを務めた後、２０１５年に葉山町議選に出馬し最年少でトップ当選した。今年１月、本会議の無断欠席や遅刻が多いとして議長から口頭で厳重注意を受けていた。