丸山氏の差別発言批判に自民議員「言論統制するのか!」
2016年2月18日13時57分 スポーツ報知
自民党の丸山和也法務部会長が17日の参院憲法審査会で人種差別的な発言をしたことを受け、民主党の神山洋介衆院議員が18日、衆院予算委員会で「許されない話。ひどい暴言だ」と厳しく追及した。
丸山氏がオバマ米大統領について「今、米国は黒人が大統領になっている。黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ」などと話したことを取り上げ、神山氏は「あまりにひどい発言だ。抗弁できない。大統領に対する侮辱だ」と批判した。
これに対し、菅義偉官房長官は「政治家は与野党問わず常に自らの発言に責任を持ち、国民の信頼を得られるよう説明責任を果たしていくべき」と丸山氏にさらなる説明を求めた。神山氏は「外交関係に影響出るのでは」と迫ったが、菅氏は「丸山氏はすでに謝罪して、『議事録の削除、修正したい』と発言した」といなした。
続けて、神山氏は「人権擁護を担う法務大臣はどう受け止めているのか」と岩城光英法相にただすと、「国会の憲法審査会における発言であり、行政府に属する大臣としての発言は控えたい」とかわされた。すると、自民党議員から「言論統制するのか!」とヤジが飛び、民主党側は「言論統制とは許せない」などと応じ、議場は騒然となり、一時質疑はストップした。