“ゲス不倫”宮崎元議員、異例の公開辞職
2016年2月17日6時0分 スポーツ報知
妻の出産直前に女性タレントと不倫したことで議員辞職を表明していた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)が16日、衆院本会議に出席し、正式に辞職を認められた。不祥事で辞職する議員が、議場に姿を見せるのは極めて異例。
宮崎氏は議場に入り、着席すると隣の同僚議員と言葉を交わすなどリラックスムード。会議開始20秒で辞職が許可されると一礼して議場を去った。直後に、所属する二階派顧問の伊吹文明元衆院議長(78)や同派会長代行の河村建夫衆院議院運営委員長(73)と国会内で40分間面会した。
面会後、議員バッジを外し宮崎氏は、伊吹氏から「妻と子供のためにしっかりやれ」などと説教されたことを明かした。関係者によると、面会中、宮崎氏は「申し訳ありませんでした」とあらためて陳謝。その後は、伊吹氏に怒られっぱなしで、じっと聞き入るだけだったという。宮崎氏は辞職後、自民党に離党届を提出。党執行部は受理する方針だ。
辞職に伴い、北海道5区と同じ4月24日に行われることになった京都3区の補欠選挙について、宮崎氏は「自民党の候補が出るなら、迷惑かけないようにしたい」と話した。民主党などが候補者擁立へ動いているのに対し、自民党の谷垣禎一幹事長(70)は、負けた場合に今夏の参院選に及ぼす悪影響を懸念し慎重な考えを示している。