ソウル冠岳警察署は10日、インターネット上で違法なスポーツ賭博サイトを宣伝し、会員を集めてサイト側から報酬を受け取っていた容疑で、A容疑者(27)を逮捕したと発表した。
警察によると、A容疑者は2014年12月から昨年9月にかけ、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やインターネット放送のチャットなどに賭博サイトのアドレスを書き込み、会員を募集。数千人を集めた見返りとして、会員の賭け金の0.8-1.2%をサイト運営者から受け取り、総額8億ウォン(約7600万円)の利益を得た。
A容疑者は警察の追跡を逃れるため、3カ月ごとにソウル・江南エリアの家賃350万-400万ウォン(約30万-40万円)の高級マンションを転々としていた。サイト運営者から他人名義の通帳に入金された報酬を引き出すときも便利屋を使っていたという。
警察は江南にあるA容疑者の自宅を捜索し、1点当たり4000万-6000万ウォン(約380万-570万円)のブランド時計4点と現金3500万ウォン(約330万円)などを押収した。A容疑者は普段から3億ウォン(約2800万円)近くするフェラーリを乗り回していたことが、警察の調べで明らかになった。