トップページ国際ニュース一覧海上自衛隊 哨戒機でベトナム訪問 防衛協力強化
ニュース詳細

海上自衛隊 哨戒機でベトナム訪問 防衛協力強化
2月18日 11時07分

海上自衛隊 哨戒機でベトナム訪問 防衛協力強化
k10010413411_201602181117_201602181118.mp4
海上自衛隊の隊員たちが哨戒機2機でベトナムを訪問し、日本とベトナムは、南シナ海での人工島の建設など海洋進出の動きを加速させる中国をけん制するため、防衛協力を強化しています。
海賊対策のためアフリカのソマリア沖に派遣されていた海上自衛隊の隊員たちは、P3C哨戒機2機で、日本への帰路の途中、ベトナム中部のダナン空港に立ち寄り、18日までの3日間滞在しました。
防衛省によりますと、この間、ベトナム軍の関係者が哨戒機を見学したほか、自衛隊の隊員たちも現地の司令部を表敬し、交流を深めたということです。また、南シナ海で船が遭難し、自衛隊の哨戒機とベトナム海軍が協力して救助に当たるという想定で図上訓練も行われたということです。
海上自衛隊の隊員たちが哨戒機でベトナムに立ち寄るのは3回目で、部隊を率いる第21次派遣海賊対処行動航空隊の菊地秀雄司令は「互いに学ぶことも多く、信頼関係の構築が進んでいる」と述べ、訪問の意義を強調しました。
日本とベトナムとの防衛協力を巡っては、去年11月、中谷防衛大臣とベトナムのタイン国防相との間で、自衛隊の艦艇や航空機のベトナムへの訪問回数を増やすことなどで合意しています。両国は、南シナ海での人工島の建設など海洋進出の動きを加速させる中国をけん制するため、防衛分野での協力関係を強化しています。

関連ニュース

このページの先頭へ