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FRB議事録「景気の先行きにリスク高まる」2月18日 10時37分
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アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会は、先月の金融政策を決める会合の議事録を公開し、株式市場などが不安定な動きを続けるなか、多くの参加者がアメリカの景気の先行きにリスクが高まっているという認識を示し、追加の利上げを見送っていたことが分かりました。
FRBは、先月下旬の金融政策を決める会合で、原油価格の急落や株価の不安定な動きを注視する必要があるとして、追加の利上げはせずに政策金利を据え置くことを決めました。
FRBは17日、この会合の議事録を公開し、この中で、不安定な金融市場や中国経済などの減速がアメリカ国内の経済活動をさらに停滞させる可能性があるという見方で一致し、参加者の多くが「国内の景気の先行きにリスクが高まっている」という認識を示していたことが分かりました。
FRBは去年12月に9年半ぶりの利上げを決めたあと、市場関係者の間では追加の利上げがいつになるのかが大きな焦点となっていますが、議事録からは、年明け以降、不透明感を増している世界経済がアメリカの景気にどのような影響を及ぼすか慎重に見極めたいという意向がにじみ出ています。
市場では、次回、来月の会合で、追加の利上げをする可能性は難しくなっているとみられていますが、FRBのイエレン議長は、先週行った議会証言などで、今後の景気動向を見て判断するというこれまでの方針を繰り返していて、今後の経済指標に市場の関心が集まりそうです。
FRBは17日、この会合の議事録を公開し、この中で、不安定な金融市場や中国経済などの減速がアメリカ国内の経済活動をさらに停滞させる可能性があるという見方で一致し、参加者の多くが「国内の景気の先行きにリスクが高まっている」という認識を示していたことが分かりました。
FRBは去年12月に9年半ぶりの利上げを決めたあと、市場関係者の間では追加の利上げがいつになるのかが大きな焦点となっていますが、議事録からは、年明け以降、不透明感を増している世界経済がアメリカの景気にどのような影響を及ぼすか慎重に見極めたいという意向がにじみ出ています。
市場では、次回、来月の会合で、追加の利上げをする可能性は難しくなっているとみられていますが、FRBのイエレン議長は、先週行った議会証言などで、今後の景気動向を見て判断するというこれまでの方針を繰り返していて、今後の経済指標に市場の関心が集まりそうです。