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公立小学校の先生が考えるプログラミングを用いた授業とは?

―品川区立京陽小学校公開授業レポート―

2016/02/18
神谷 加代=教育ITライター (筆者執筆記事一覧

 品川区立京陽小学校は2016年2月9日、国語や算数などの教科学習の中にプログラミングを取り入れた研究授業を公開した。算数では素数を探すプログラムを作成したり、図工ではプロジェクションマッピングを用いたオリジナルの劇を発表し合うなど、1年生から6年生までの全学年でプログラミングを活用した授業を実施した。同校では、教科学習において児童の思考力、表現力を育成する手段の一つにプログラミングを活用することで、児童の自己表現力の育成を目指している(関連記事)。

写真1●4年生の図工の授業。プログラムした映像と演技を組み合わせて発表した
[画像のクリックで拡大表示]

 京陽小学校は2014年度から、東京都の言語能力研究拠点校、および、品川区のICT活用実践校に指定されており、プログラミングやICTを活用した授業研究に取り組んでいる。同校の取り組みで特徴的なのは、全学年、すべての教師がプログラミングの授業に取り組んでいることだ。専門家の指導や定期的な校内研修会を開催しながら、教科学習におけるプログラミングの活用について教師主導で進めている。

 公立小学校の教師が考えるプログラミングを活用した教科学習とはどのようなものか。京陽小学校の公開授業の事例を一部紹介しよう。

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