韓国の斗山重工業が、今年初めてインドで火力発電所工事を受注した。
斗山重工業は10日、インド現地法人の斗山パワーシステムズインディア(DPSI)が同国北東部ビハール州のバル石炭火力発電所に660メガワットクラスのボイラー3基を建設すると発表した。設計から製作、施工までを一括で手がける。発注元はインド国営火力発電公社(NTPC)で、工事金額は3500億ウォン(約333億円)。2018年の完工を目指す。DPSIのソン・チャンソプ社長は「インドの発電市場は持続的に成長する可能性が高く、さらなる受注を期待している」と語った。
インドは中国に次いで世界で2番目に規模の大きい石炭火力発電市場だ。モディ政権が製造業の育成政策を推進しており、電力需要は増え続けている。斗山重工業は11年に現地企業のチェンナイワークスを買収してDPSIを設立した。