球界の番長などと持て囃され、華々しいスポットライトを浴びるその裏で、いつから清原は、覚醒剤の魔の手から逃れられなくなっていたのか。実は、後ろ盾になったある人物に対し、「初体験」「悪い仲間」、そして、「長渕剛の裏切り」をあからさまにぶちまけていたのだ。
***
かつて、銀座の高級クラブ「R」のママが、清原と愛人関係にあったことは、公然の秘密だった。6年前には、清原がF1モナコグランプリの取材に同行させたり、関西へ不倫旅行に出掛けていたことが報じられた。
清原の長年の“薬物仲間”だった田辺大作(仮名)被告を脅したという人物、山岡隆弘氏(仮名)が打ち明ける。
「以前から俺も、Rのママと親しくしていて、一昨年の暮れ、彼女から“清原が大変なことになっているから助けて欲しい”と頼まれた。年明けに、清原と会って、そこで、“シャブは止めたのか?”と聞いたら、“止めた”と。それならばと、面倒を見ることにしました」
その時期は、週刊文春に違法薬物疑惑が報じられ、仕事は激減し、妻子とも別れ、清原は失意のどん底にある状態だった。
「まずは、仕事復帰できるように、大手芸能事務所の会長を紹介しました。また、闘病中の母親のために、お遍路をするというから、その取材をNHKに持ちかけたりもした。実際、NHKは撮影に入ったのですが、大手芸能事務所の会長から、TBSの『金スマ』に清原を出したいという話があって、NHKよりも先に、お遍路が放映されることになったのです」(同)
さらに、田辺被告とそれに連なる、群馬の密売人とも手を切らせたという。
「清原に連絡させて、六本木にあるホテルのレストランにその2人を呼び出し、“これから、清原はこっちで面倒を見るから手を引け”ってどやしつけました。そして、目の前で、2人の携帯電話から清原の番号を消させた。なおかつ、密売人のケツ持ちをしている群馬のヤクザ組織にも連絡し、清原にかかわらないようにと伝えました」(同)
ただ、それ以降も清原への監視の目は緩めなかったという。
「顔を合せれば、“やってないだろうな?”と聞いていたし、病院で尿検査を受けさせたこともある。再び、仕事ができるようになるまで面倒を見てやったのに、結局、清原とは、証券会社のCMに出演させた頃から、徐々に連絡が取りづらくなり、関係は切れた。けれど、俺と一緒にいた、昨年初めから夏ごろまでの間は、シャブには一切、手を出してないはずです」(同)
それも束の間、シャブの誘惑から逃れられない清原は性懲りもなく、群馬の密売人に連絡を取り、挙げ句、警察に逮捕されるという事態を招いたのだ。
記事提供社からのご案内(外部サイト)
|
「デイリー新潮」は「週刊新潮」と「新潮45」の記事を配信する総合ニュースサイトです。 |
読み込み中…