2016年2月18日10時45分
川崎市の有料老人ホームで入所中の男女3人が転落死した事件で、4階から男性(当時87)を投げ落としたとして殺人容疑で逮捕された元職員・今井隼人容疑者(23)が「寝ていた男性を起こし、無理やりベランダまで歩かせた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。神奈川県警は当時の詳しい経緯を調べている。
捜査関係者によると、今井容疑者は当初、男性をベランダに連れ出した方法について「『外に行きましょう』と言って歩いてもらった」と説明。だがその後「ベッドで寝ている男性を起こし、無理やりベランダまで連れて行った」と供述を変えたという。男性は要介護3だが、自分で歩くことができた。
ベランダには高さ約120センチの手すりがあるが、今井容疑者は身長約160センチの男性を「抱きかかえて投げ落とした」と説明しているという。動機については「男性は手がかかる人だった」「仕事のストレスでつらかった」などと供述しているとされる。
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朝日新聞社会部
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